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水のおいしい南魚沼地域で、多くの方から親しまれる「名水」をご紹介します。
魚沼産コシヒカリの産地であり、おいしい地酒を味わうことのできる南魚沼には、やはり名水があります。
地元蔵元が銘酒の仕込み水として利用していたり、古くから地元の人々に愛され、現在も多くの人が訪れています。
その中から、南魚沼市藤原地区、大崎地区、浦佐地区の湧き水をご紹介します。
藤原神社の御神水
南魚沼市のJR六日町駅、関越自動車道六日町ICから見て北東方面に藤原という地区があり、その田園地帯のなかにひっそりと小さな社を構えている藤原神社があります。
その境内には、お清め水として御神水が噴出しているところがあります。
その水は、神社の裏に位置し八海山系に連なる桂山の裾野から噴出す湧き水を引いています。
神社の裏手に行くと、栃の大樹がこの岩山の番人のように聳え立っています。
その大樹の周りは山の岩肌から流れ出る数々の滝が見られます。とても神聖な雰囲気です。
栃の木の根本に「雷電様」がまつられています
岩の間から流れ出す湧き水
大前神社の鳥居
「滝谷の清水」は、八海山の麓、大崎地区にある大前(おおさき)神社にあります。
六日町から国道291号を小出方面へ進んでいくと、大崎トンネル手前に大前神社がたたずんでいます。
大前神社は、大崎村の総鎮守で、平安時代に制定された「延喜式(えんぎしき)神名帳」に記載されている由緒ある神社です。
そのため、全国的にも珍しい平安時代の三番猿楽の古い形を残す民俗芸能「翁式三番(おきなしきさんば)」が伝えられており、県の無形民俗文化財に指定されています。
毎年お盆の時期に奉納されますが、神聖で厳かに演じられる舞は、平安時代へと誘います。
社殿の後ろに控える鎮守の森に、「滝谷の水」の原水が流れています。
滝谷の水の手水舎
滝谷の水は、大前神社の鳥居を過ぎ、社殿に向かう階段横の手水舎から流れ出ています。
ここは、国道脇という地の利もあり、休日になると絶え間なく多くの人が水を汲みに訪れる人気スポットになっています。
八海山(はっかいさん)は、越後三山の表口にあたる主峰の一つで、標高1,778メートルの山岳信仰の山です。
古くから山伏の国峰修験道場(こくぶしゅげんどうじょう)として名高く、いまも大崎口には八海登拝講中の社務所があり、夏季は全国の講中登山客が登る信仰の霊山となっています。
信仰の山 八海山への入り口です。
八海山尊神社の境内へと続く階段
その八海山中腹の岩盤から湧き出ているのが「金剛霊泉」です。昔より修験道の喉の渇きを潤し活力をもたらす命の水として尊ばれてきました。
現在は、八海山の麓にある八海山尊神社の境内に金剛霊泉が引かれ、神社を訪れる人は誰でもその恵を受けることができるようになりました。
境内に引かれた金剛霊泉
地蔵清水
JR浦佐駅の西側にある毘沙門堂。この毘沙門堂を背に魚沼市方面に10分ほど歩くと、「地蔵清水」が見えてきます。
JR変電所の西側の山際にたたずむこの「地蔵清水」は、浦佐の名水としてこの地域の人だけでなく他の市町村からも汲みに来る方がおられるほど人気だそうです。
二本の管から流れ落ちる水勢は調節されており、右側は汲みやすいように強め左側は飲みやすいように弱めになっています。
汲みに来られた方に話を聞いてみましたら家の近くにあるわき水よりも水質が良いため、少し遠出して汲みに来て自分で使ったり友人にあげたりしているそうです。
浦佐に来られた際には、ぜひ立ち寄って浦佐西山の森からの恵みを感じてみてはいかがでしょうか。
冷たく透き通った水
スイカが冷やされていることも
注意
湧水は、自然環境の中で湧出しています。
常に水質が管理されているものではなく、変動することが考えられるため、飲用について保証するものではありません。
地図で南魚沼の名水を表示<外部リンク>
南魚沼市商工観光課 電話025-773-6665
関連ページ
【補足事項】
本ページは新潟県南魚沼地域振興局企画振興部が作成しています。
掲載内容については正確を期すよう努めていますが、情報が不足する点もあります。
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