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【南魚沼・湯沢の魅力】高千代酒造(たかちよしゅぞう)

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0123468 更新日:2023年12月28日更新

高千代酒造の外観

明治初年に、“多くの人が「千代に八千代に」栄えるように”という願いのもと初代が清酒「高千代」と命名し、高千代酒造として創業されました。

巻機山の雄大な自然の恵みを仕込み水に

本社脇の仕込み水
社屋の脇にも水が引かれています

敷地内には井戸が掘られ、そこから巻機山からの伏流水が汲み上げられ、名だたる銘酒が生み出されています。
また、社屋の脇にも水が引かれており、仕込み水を直接口にできるようにもされています。
岩盤地質の中、長い年月をかけ浸透し伏流水となったこの水は県内でもトップクラスの軟水で、口当たりも柔らかく酒造りには非常に適しています。

巻機山奉納登山
巻機山山頂奉納の様子

蔵元では、恵みの水をたどり、仕込み水の源「巻機山」に登り、その期に仕込んだ酒を山頂に奉納し感謝する取組も行っています。

酒造好適米「一本〆(いっぽんじめ)」

田んぼと巻機山
巻機山(右奥)が見守っています

仕込み水と並び、酒造りにおいて旨みの決め手になるのが酒米。
こちらの蔵では、希少米の「一本〆」を種子生産から管理・栽培、精米に至るまで一連の過程に蔵人自らが携わり、徹底的にこだわりぬいています。
「一本〆」は平成5年に新潟県の奨励品種とされ、当時は多くの酒蔵により使われていましたが、精米や水分管理、麹づくりの難しさから次第に扱う蔵元も少なくなりました。
そんな中、純米酒造りに「一本〆」を使用していた高千代酒造に、平成17年、県から原種を移譲され、今日に至るまで酒米「一本〆」にこだわった酒造りを守り続けてきました。

酒米の田植
酒米が植えられています

こうしたこだわりをそのまま酒として形にしたのが、主力商品の一つ「巻機」です。
酒米「一本〆」を地元農家と契約栽培し、「巻機」の名前でお酒にしています。
「一本〆」は「お米の味が出る酒米」として評価されており、「全国新酒鑑評会」出品酒は、平成21年・22年、平成26年と金賞を受賞しています。
また、「一本〆」を全量使用した「巻機純米吟醸」は、平成23~29年と7年連続で欧州2大品評会の一つ「SUPERIOR TASTE AWARD」最優秀三ツ星を受賞しています。

囲炉裏で鮎を焼く画像
いろりでじっくりあぶられる鮎

ぬる燗で味わうのがおすすめとのこと。囲炉裏の火にあたりながら、地元の川魚とともに頂いたならば心も体もポッカポカになること、うけあいです。

伝統を守ってきた蔵、支える人たち

洗米の様子
洗米した酒米の吸水状況を注意深く確認します

蔵に足を踏み入れての第一印象は、きれい!!
余計なものが置かれず整頓されていて、とても清潔に保たれているなという印象です。
酒造りという、菌を扱う大変デリケートな仕事であるため当然といえば当然なのですが、この状況を維持し続ける蔵人の毎日の努力には敬服します。

麹むろの画像
すべての麹を「吟醸造りの箱麹」で作っています

また蔵の中を歩いていると、そこに時代の変遷もうかがえます。この地で創業を始めた当時を思い起こさせるような、昔ながらの造りの部屋もあれば、木の香りが心地良い新しく改築された部屋もあり、この蔵の歩んできた歴史が感じられます。
私たちが普段口にするお酒が、こうした場所で蔵人の手により、酒米を蒸し、麹がつくられ、仕込みの作業となり、発酵・濾過・熟成、と多くの段階と手間暇をかけ、丹精込めて造り出されているものと考えると、明日から口にするお酒はこれまでとは違った味わいとなりそうです。

蔵元おすすめのお酒

高千代 からくち純米酒+19 

高千代 普通酒辛口

完全発酵による県内屈指の辛口酒
純米のうまみも感じられ、様々な温度帯でお楽しみいただけます。
定番商品

高千代 純米吟醸酒 新潟県内限定 紫ラベル

純米吟醸 高千代
 香り・コクのバランスが良く、季節の新潟食との相性も
良い新潟県内販売店でしか販売してない純米酒。
2019-関東信越国税局 酒類鑑評会 純米の部 最優秀賞
の受賞酒と同じ仕込みで毎年醸してます。

アクセスなど

  • 所在地:南魚沼市長崎
  • アクセス:関越自動車道塩沢石打から車で約10分
         JR上越線塩沢駅から車で約10分
  • 営業時間:平日9時00分~17時00分
  • 蔵見学不可

問い合わせ先

高千代酒造株式会社 電話025-782-0507

  高千代酒造株式会社公式ホームページ<外部リンク>

 

【補足事項】
本ページは新潟県南魚沼地域振興局企画振興部が作成しています。
掲載内容については正確を期すよう努めていますが、情報が不足する点もあります。
ご利用の詳細及び最新情報につきましては直接、施設管理者(上記問い合わせ先)へお問い合わせ願います。

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