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青木酒造
青木酒造は南魚沼地域で最も歴史が古く、1717年(享保2年)に創業し現在12代目が約三千石※の酒造りを行っています。
巻機山(まきはたやま)の伏流水と南魚沼米の美味しさを最大限に発揮させる酒造りは越後杜氏の伝統の技による手作りです。(※1石=180L)
社名は創業者の姓である「青木」に由来します。
ラベルの元となっている「鶴齢」の文字
以前は店先の看板を飾っていたという見事な彫刻
青木酒造の第7代目の弥八(やはち)は、「北越雪譜」の著者である鈴木牧之の次男であり、鈴木牧之自身も主要銘柄である「鶴齢(かくれい)」の名付け親です。
「鶴齢」とは、鶴にあやかり「長寿」や「おめでたい」ということで命名されました。
日本酒の元となる酒母
今では全国で新潟のお酒を飲むことができるようになりましたが、新潟のお酒が昔から有名だったわけではありません。
お酒は元々木桶で仕込まれていましたが、この蔵元を含む新潟県内の10の蔵元が陶器の桶での酒造りを本格的に新潟に持ち込み研究を重ねた結果、吟醸酒の鑑評会で優秀な成績を収め、新潟のお酒が全国的な評価を受けるようになりました。
一時期の地酒ブームもあり、一気に知られるところとなりましたが、一過性のブームで終わらず、今でも新潟のお酒は多くの方々に選ばれています。
青木酒造では、日本酒だけではなく伝統ある鶴齢を用いて梅酒の製造も行っています。鶴齢の梅酒は上品な甘さで人気となっています。
仕込み水を使った洗米
井戸が変わると酒が変わるとまで言われるほど、酒造りに大きな影響を及ぼす大切な水は、敷地内にある井戸で地下約80mから巻機山の伏流水を汲み上げ、全ての仕込み水に利用するとともに、酒造りに関わる機材や瓶の洗浄などにも利用しています。
仕込み水の大きな特徴は、軟水でありながら新潟県内ではミネラルをやや多めに含んだ軟水ということです。これにより淡麗辛口が多い新潟県のお酒の中で、甘味や旨味などのお米の味もあじわえる「鶴齢」を造りだすことができます。
趣のある店内
当地は雪国ということもあり、古くから燗酒で飲むことが普通でした。しかも、冬だけでなく、暑い夏でも最後は燗酒を飲みたくなる人も多いとのことです。
淡麗ながらも旨みのある鶴齢は、冷酒でも常温でも、燗をつけてもおいしくいただけます。
また、瓶詰めしたてはもちろんおいしいのですが、お酒を1年以上低温で貯蔵してから飲むと、また違った味わいが楽しめるそうです。日本酒も低温貯蔵することによって、まろやかで奥行きのある味わいを楽しむことができるんですね。
製品へのラベル貼りの工程
酒の肴については「意外ですけどスイーツと日本酒って合うんですよ」とのこと。これからは、お菓子と一緒に日本酒を楽しむ時代になるかもしれません。
お酒もロックや炭酸、水割りで自分なりの楽しみ方を探してみてはいかがでしょうか。
鶴齢純米酒
精米歩合70%の新潟県が開発した酒米の越淡麗と五百万石で醸した純米酒です。
冷、常温、ぬる燗と幅広く楽しめる酒質で、やさしい味わいのお酒です。
鶴齢純米吟醸
米本来の味を重視しながらも、軽くソフトに仕上げ飲み飽きしない
純米酒。ほのかな香りと優しいふくらみのある旨味が調和した1本です。
鶴齢純米大吟醸
新潟県産の越淡麗を100%使った純米大吟醸酒です。果実を想わせる華やかな香りと、飲みやすさの中に広がる優しい旨味が特徴のお酒です。
地図で南魚沼のワイナリー・蔵元を表示<外部リンク>
青木酒造株式会社 電話025-782-0012
青木酒造公式ホームページ<外部リンク>
【補足事項】
本ページは新潟県南魚沼地域振興局企画振興部が作成しています。
掲載内容については正確を期すよう努めていますが、情報が不足する点もあります。
ご利用の詳細及び最新情報につきましては直接、施設管理者(上記問い合わせ先)へお問い合わせ願います。
更新履歴
掲載日:2012年6月27日
更新日:2022年12月15日