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南魚沼市にある、外山康雄「野の花館」(とやまやすお「ののはなかん」)をご紹介します。
「野の花館」は、山野の可憐な花を描いた、外山康雄さんのギャラリーです。
湯沢と六日町を結ぶ路線バス通り沿いにある「野の花館」
関越自動車道の塩沢・石打ICをおりて左折してすぐの集落内にあります。
道路沿いにある、右の看板を目印に訪ねてください。
小さいですので、お見逃しのないように。
「野の花館」前には15台ほど駐められる駐車場があります。
古民家を移築した趣のある建物
「野の花館」のオープンは、2002年の春。
市内の古民家を移築した建物は、南魚沼の山野草がより引き立つ、落ち着いた空間となっています。
それでは、のれんをくぐり、入口で入館券でもある水彩画が描かれた「しおり」を片手に外山康雄ワールドへ浸ることとしましょう。
館内
古民家を移築したということもあり、天井が高く、どこか懐かしい感じのする館内となっています。
ここには外山氏の描く山野草の原画が常時100点~200点、そのモデルとなった実際の花と並んで展示されています。
日々の生活の中で見逃してしまうような小さな花たちが瑞々しく描かれていて、厳しい自然の中でさりげなく、そしてたくましく生きる姿に心奪われます。
雪割草
題材となる、山野の花や木の実は、南魚沼地域の山に生育する植物が中心となります。
虫食いも枯れた葉も、野の花のありのままの姿を描いています。
外山氏自身が山に入りスケッチすることもあれば、地域の方が持って来てくださることもあります。
たくさんの方々の協力によって実際の花々を描き、作品とともに展示することができているとのことです。
そしてそれらを描くのは、シャープペンシルや水彩絵の具です。絵の具も特別な物ではなく、皆さんもきっと使った事のある、あの水彩絵の具です。
プロフィールと画材
水彩画と添えられた花々
館内には段差が一切ありません。
「野の花館」は作品を間近に観ることのできる展示スタイルをとっています。腰の高さ程度にも展示されていることから、車いすに乗った方も自然な目線で鑑賞することができます。
この絵を展示している棚や花を飾る陶器は、近隣の大工さんや陶芸家の方によるオリジナル作品だそうです。作品のモデルの花にはじまり、棚や器にいたるまで、館内全体が南魚沼が生み出したものとなっていて、まさしく「南魚沼の魅力」満載のギャラリーとなっています。
たくさんの作品が並んでいます
複製画やポストカード、一筆箋などが並べられたショップもゆっくりご覧になってください。
奥にはテーブルがあり、暖かいコーヒーや昆布茶をいただくこともできます。
作品を鑑賞した後、スタッフの方が入れてくださるコーヒーで一息つき、お気に入りのポストカードや小物を選べば、自宅でも小さな野の花の世界を楽しめますね。
ポストカードは越後湯沢駅や周辺の旅館等でも販売されています。
水彩画がプリントされた、コーヒーカップ
春には春の、夏には夏の花の作品が展示されています。季節に応じて、展示作品が入れ替わるためか、多くのリピーターが訪れるそうです。
来館者の半数以上をリピーター(関東や新潟市内からの来館者)が占めているとのこと。一度訪れれば「野の花館」の花たちにまた会いたくなるのもわかる気がします。
こじんまりとしたギャラリーで、ゆったりとモデルとなった花々と共に作品を鑑賞する。そんな心落ち着く時間を、ここ南魚沼は塩沢の地で過ごしてみるのはいかがでしょうか?
定期的に長岡市郊外の国営越後丘陵公園や新潟市内の植物園などでも個展が開かれていますので、そちらにも足を運んでみてください。
外山康雄野の花館 電話025-783-7787
【補足事項】
本ページは新潟県南魚沼地域振興局企画振興部が作成しています。
掲載内容については正確を期すよう努めていますが、情報が不足する点もあります。
ご利用の詳細及び最新情報につきましては直接、施設管理者(上記問い合わせ先)へお問い合わせ願います。
更新履歴
最終更新日:2022年12月27日