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富岡惣一郎の「白の世界」とは、雪国に対する望郷の精神がベースにあり、雪国巡礼を通して「白」の美を追求し、表現することでした。
このため富岡惣一郎画伯は、当時、黄変・亀裂・剥落が起きてしまう白の油絵の具を改良し、自分だけの白油絵の具「トミオカホワイト」を開発しました。
また、「白の世界」を表現するため、刀鍛冶に特注したペインティングナイフを用いた描画方法を確立し、世界中の誰もが到達していない、「白の世界」に一生涯をかけて挑戦しました。
八海山方面から見た美術館
富岡氏の略歴
1962年 現代日本美術展第1回コンクール賞受賞
第26回新制作展協会賞受賞
1963年 サンパウロ国際ビエンナーレ展近代美術館賞受賞
1984年 東郷青児美術館大賞受賞
1989年 日本政府専用機内壁画デザインに作品4点採用
1990年 トミオカホワイト美術館開館
1994年没 享年72歳
白で統一された展示室
美術館は外観も内装も白。幅10メートル、奥行き50メートルの大空間一室構造が、作品をよりスケールの大きなものに感じさせてくれます。
収蔵された約570点の作品の中から、企画展として年3回程度展示作品を入れ替えることで、美術館を訪れるたびに、新たな作品と出会うことができるように演出されています。
霊峰八海山
ロビーの大窓の外は、田園が一面に広がり、春は雪どけから田植え、夏は稲の成長から出穂、秋は金色の稲穂と紅葉、そして冬は見渡す限りの白の世界を楽しめます。
風景の先には、霊峰八海山の風貌が四季の彩りを静かに語りかけてきます。
ミュージアムショップの様子
売店では、作品を基にした絵葉書やクリアファイル、ハンカチ、画集等が販売されていますので、思い出の一品、贈り物としていかがでしょうか?
地図で南魚沼の美術館・博物館を表示<外部リンク>
南魚沼市トミオカホワイト美術館 電話:025-775-3646
【補足事項】
本ページは新潟県南魚沼地域振興局企画振興部が作成しています。
掲載内容については正確を期すよう努めていますが、情報が不足する点もあります。
ご利用の詳細及び最新情報につきましては直接、施設管理者(上記問い合わせ先)へお問い合わせ願います。
更新履歴
掲載日:2014年6月9日
最終更新日:2022年12月23日