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農業水利施設を活用した再生可能エネルギーの導入

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0124188 更新日:2024年11月1日更新

1 にいがた・農業水利施設を活用した小水力等利用促進について

 農村地域においては、農業用水の水力や太陽光などの地域資源(以下「小水力等」という。)を再生可能なエネルギーとして利用していく取組が進められており、県内の農業生産を支える土地改良区等の維持管理費の軽減、さらには農村地域の活性化等に資するものと期待されています。
 県では平成25年8月に「農業水利施設を活用した小水力等利用促進検討会」を設置し、本県の特徴を踏まえ、農業水利施設を活用した小水力等の利用促進に向けた検討を行ってきました。
 本資料は、その結果をとりまとめたものです。

にいがた・農業水利施設を活用した小水力等利用促進について[PDFファイル/214KB]

2 県内の取組事例

 県内で稼働している農業水利施設を活用した発電施設は、令和6年11月1日現在で、小水力発電施設が7地点、太陽光発電施設が4地点あります。

小水力発電施設

発電所名 農業水利施設名 所在地 最大出力
(Kw)
年間可能発電電力量
(Mwh)
発電事業者
内の倉発電所 内の倉ダム 新発田市 2,900Kw 11,084Mwh 加治川沿岸土地改良区連合
鹿ノ俣発電所 宮久用水路
(鹿ノ俣第2砂防ダム)
胎内市 960Kw 4,901Mwh 胎内市
五城発電所 三国幹線用水路 南魚沼市 1,100Kw 7,829Mwh 五城土地改良区
雑水山第二発電所 雑水山導水路 津南町 39Kw 281Mwh 津南町
池平発電所 池平用水支線 魚沼市 73Kw 631Mwh 魚沼市土地改良区
小倉小水力発電所 小倉ダム 佐渡市 184Kw 831Mwh 佐渡市
笹ヶ峰発電所 笹ヶ峰ダム 妙高市 997Kw 4,127Mwh

関川水系・和田・水上土地改良区共同管理

太陽光発電施設

発電所名 農業水利施設名 所在地 最大出力
(Kw)
年間可能発電電力量
(Mwh)
発電事業者
小松堀太陽光発電所 小松堀排水路 新潟市 368Kw 368Mwh 亀田郷土地改良区
松山太陽光発電所 松山土地改良施設用地 新潟市 432Kw 432Mwh 亀田郷土地改良区
市之瀬発電所 旧排水路跡地 新潟市 175Kw 168Mwh 新津郷土地改良区
新川右岸排水機場 排水機場建屋の屋根、
格納庫の屋根
新潟市 37Kw 38Mwh 西蒲原土地改良区

3 県内の調査結果

 県内の農業水利施設を活用した小水力等発電について、過年度に県内で実施された調査の結果を地点別にとりまとめました。

県内の調査結果(リンク)

4 設計・施設整備の流れ

 農業水利施設を活用した発電施設の設計・施設整備は、一般に下図の流れにより進められます。

設計・施設整備の流れの画像

※河川法に基づく協議は小水力発電の施設整備のみ

5 助成制度

 農業水利施設を活用した小水力等発電に係る主な助成制度は次のとおりです。

主な助成制度(令和6年6月現在) [PDFファイル/71KB]

6 関連リンク

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