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新潟県の活断層と日本海東部の「ひずみ集中帯」について
新潟県の活断層と日本海東部の「ひずみ集中帯」について
活断層が引き起こす地震って?
地盤あるいは岩盤のずれのことを断層といいますが、この断層のうち今後も活動を起こす可能性のあるものを「活断層」と呼んでいます。
特にこの活断層のうち、もし活動が始まったときに、社会的、経済的に影響の大きなものについて、現在、国により調査が行われています。
日本海の海底で発生する地震について
海の中にも地震を引き起こす可能性のある地盤があります。(このことを海溝といいます。)
日本列島の太平洋側では、海のプレート(太平洋プレートとフィリピン海プレート)が、陸のプレート(北米プレートとユーラシアプレート)の下に沈み込んでいて、その境界は海底の深い溝のような地形(「海溝」または「トラフ」)を形成しています。プレート境界や沈み込む海のプレートの内部では大きな地震が発生し、大きな津波を伴うことがありますが、これらの地震は「海溝型地震」と呼ばれています。
一方、日本列島の日本海側には陸のプレート同士(北米プレートとユーラシアプレート)の境界がありますが、太平洋側と違って「海溝」や「トラフ」を形成せず、北海道から新潟県にかけての沖合の海底(「日本海東縁部といいます。)に南北に分布する何条かの断層・褶曲帯(「歪み集中帯」といいます。)を形成し、幅をもった領域の中で、大きな地震やそれに伴う津波が発生してきました。
昭和39年に発生した新潟地震では、この「歪み集中帯」で地震が発生したと考えられています。
それでは、新潟県に影響のある活断層と「歪み集中帯」について見てみましょう!
県内の各活断層及び日本海東縁部の「歪み集中帯」について、以下の内容を掲載しています。
- 活断層帯の位置と形態について
活断層の位置や活断層ののびている方向や長さ等について説明しています。 - 活断層帯の過去の活動時期について
該当する活断層が約何年前に活動したかについて説明しています。 - 活断層の活動周期について
該当する活断層が約何年に一回活動しているかを説明しています。 - 活断層帯の将来の活動について
該当する活断層により地震が発生した場合、どのくらいの規模の地震が発生するか、また、今後30年間で何パーセントの確立で地震が発生するかを推定しています。
本資料を閲覧するに当たって
本資料は、文部科学省地震調査研究推進本部の調査をもとに作成したものです。調査は現在までに得られている最新の調査手法や知見をもとに行われていますが、データとして用いる過去地震に関する資料等が十分に現存しないことによる理由から、調査結果には誤差を含んでいる可能性があります。
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