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菜類 <にいがたの伝統野菜>
女池菜
生産地
新潟市中央区
特徴等
甘みと独特の風味があり、おひたしには最高といわれています。「とう菜」の一種ですが、とうがまだ短く、蕾もほとんどできていないものが出荷されています。
来歴等
明治の初めに新潟市内で採種され、同市鳥屋野地区で選抜したものとされたとされています。
料理例
女池菜漬け
材料
女池菜:1束(400g)、人参:少々、生姜:少々、塩:少々
作り方
- 女池菜を洗い、湯通しする
- 人参、生姜は千切りにする
- 材料に塩をふり、女池菜をもみ混ぜる
- 一晩漬け込む
- 軽く水気を切り、皿に盛りつける
ポイント
女池菜はさっと湯に通すだけで、柔らかくしすぎないこと
その他
新潟市の「食と花の銘産品」に指定されています。
長岡菜
生産地
長岡市、三条市
特徴等
漬け菜の仲間です。大菜、小松菜、野沢菜などの血統が入っており、これらの長所を集めたものが「長岡菜」といわれています。漬物は最高といわれています。
来歴等
在来の姫菜の中から、茎の白いものを選抜されたものといわれています。
大崎菜
生産地
南魚沼市
特徴等
「おひたし」で食べるのが一番良いといわれています。地元では「油いため」や「一夜漬け」でも食べられています。よく分げつするので、根元を順次掻き取り、1つの株で冬中出荷を続けることができます。広義のかぶ菜の一種です。
来歴等
徳川家光の時代、寛文年間から栽培が始まったといわれております。
料理例
大崎菜チャーハン
材料
塩漬け大崎菜、梅干しのシソ、豆板醤、かつお節、冷やご飯
作り方
- 塩漬け大崎菜を塩出しし、細かく刻み水気を良く切る
- 細かく刻んだ梅干しのシソ、豆板醤、かつお節と(1)を一緒にから煎りする
- 冷やご飯を炒める
- 2を加え、さらに炒める
ポイント
大崎菜は塩辛く漬けられたものがよい
城之古菜
生産地
十日町市
特徴等
「おひたし」でおいしく食べられます。よく分げつするので、根元を順次掻き取り、1つの株で冬中出荷を続けることができます。広義のかぶ菜の一種です。
来歴等
大正の初め、大崎菜の種を入手し、栽培をしたこと始まりといわれています。
料理例
青菜のクリーム煮
材料
城之古菜:300g、シイタケ:3枚、豚肉:150gエビ:大6~8匹、牛乳:1カップ、水:1/2カップ、固形スープの素:2個、バター:大さじ2、小麦粉:大さじ2
作り方
- 城之古菜は下茹でし、水気を切り適当な大きさに切っておく
- シイタケ、豚肉、エビは食べやすい大きさに切っておく
- 牛乳、水、固形スープの素、バター、小麦粉でホワイトソースを作る
- 1と2を油で炒める
- 3を加え、煮立てて出来上がり