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日時:令和3年10月16日(土曜日) 9時~11時
会場:新潟県愛鳥センター紫雲寺さえずりの里2階レクチャールーム・紫雲寺記念公園内
参加者:6名
観察した鳥:キジ、アオバト、ミサゴ、コゲラ、モズ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、シジュウカラ、ヒヨドリ、ウグイス、エナガ、メジロ、ムクドリ、マミチャジナイ(?)、シロハラ、スズメ、カワラヒワ、カシラダカ、ホオジロ、アオジ
その他:エンマコオロギの鳴き声
シジュウカラ
最初に40分程度、レクチャールームで、地鳴きについての講座を行いました。
春の鳴き声勉強会ではおもにさえずりについての話をしましたが、秋はほとんどさえずらないので、調査をする場合には地鳴きで識別する必要があります。
さえずりに比べて地鳴きは似ているものが多く、特徴が乏しく、さらに鳥もあまり姿を現さないので聞き分けは難しく感じます。
鳴き声は文字で見てもわかりづらく、言葉で説明することも難しいため、スライドを見ながらサンプルの音声を聞いてもらって、似ている声のどこがどのように違うのかについて聞き比べてもらいました。
地鳴きの聞き分けで調査の実践をいきなりするのは難しいので、今回は野外を歩きながら聞こえた鳴き声について種類と、鳴き声の特徴、聞き分けるポイントなどを解説しました。
天気が悪く雨が降っていたので、林の中は歩かず、紫雲寺記念公園内の道路沿いに海側へ向かって歩きながら観察をしました。
外に出てしばらくはヒヨドリやハシブトガラスしか鳴かず、公園内の街路樹の種類と実とそれを食べる鳥などの話をしました。
雨が上がり、鳥が徐々に鳴き始めました。渡っているメジロの群れが「チーチー」とにぎやかに飛んだり、やぶからウグイスの地鳴きが「ジャッジャッ」と聞こえたり、ホオジロの「チチチ」という声も聞こえました。
芝生の広場の方からはキジがけたたましく「ケーッケーッ」と鳴いているのが聞こえ、しばらくしたら道路を飛び越えて飛んできました。オスでした。外敵がいたのでしょうか。
秋の風物詩、モズの高鳴きも聞こえました。
また、コオロギなど虫の声も聞き、鳥の声と間違えやすいことを実感してもらえました。
天気が悪く、野外観察ができるか心配でしたが、たくさんの鳥の声を聞くことができ、ほっとしました。
参加いただいた皆さん、ありがとうございました。