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令和6年5月17日(金曜日)に、国の文化審議会(会長 島谷 弘幸)が開催され、県内の佐渡市小木町を重要伝統的建造物群保存地区に選定するよう、文部科学大臣に答申が出されました。
追加選定は、答申後に行われる官報告示をもって正式決定となります。この結果、本県に所在する重要伝統的建造物群保存地区は2地区となります。
【伝統的建造物群保存地区】選定
(名 称)佐渡市小木町伝統的建造物群保存地区
(さどしおぎまちでんとうてきけんぞうぶつぐんほぞんちく)
(所在地)佐渡市
【概要】
佐渡市小木町は、佐渡で産出された金銀の積出港として整備され、北前船の寄港地として栄えた港町です。円弧状の入り江に平行した通りに沿って二階全面を張り出した特徴ある町家が建ち並びます。享和2年(1802)に発生した地震による隆起等の地形の変容を巧妙に受け入れつつ江戸時代から近代にかけて海運業で繁栄した港町の独特の歴史的風致をよく伝えます。
【写真1】円弧状の入り江に沿った町並み(撮影提供:佐渡市役所)
【写真2】切妻造平入の町家が連続して建ち並ぶ(撮影提供:佐渡市役所)
伝統的建造物群保存地区を形成している区域のうち次の各号の一に該当するもの
(一)伝統的建造物群が全体として意匠的に優秀なもの
(二)伝統的建造物群及び地割がよく旧態を保持しているもの
(三)伝統的建造物群及びその周囲の環境が地域的特色を顕著に示しているもの