ページ番号を入力
本文
令和6年8月15日(木曜日)に、文化財保護法第144条第1項の規定に基づき、県内の佐渡市小木町が重要伝統的建造物群に選定されました。この結果、本県に所在する重要伝統的建造物群保存地区は2地区となりました。
【重要伝統的建造物群保存地区】選定
(名 称)佐渡市小木町伝統的建造物群保存地区
(さどしおぎまちでんとうてきけんぞうぶつぐんほぞんちく)
(所在地)佐渡市
(選定基準)(二)伝統的建造物群及び地割がよく旧態を保持しているもの
【概要】
佐渡市小木町は、佐渡で産出された金銀の積出港として整備され、北前船の寄港地として栄えた港町です。円弧状の入り江に平行した通りに沿って二階全面を張り出した特徴ある町家が建ち並びます。享和2年(1802)に発生した地震による隆起等の地形の変容を巧妙に受け入れつつ江戸時代から近代にかけて海運業で繁栄した港町の独特の歴史的風致をよく伝えます。
【写真1】円弧状の入り江に沿った町並み(撮影提供:佐渡市役所)
【写真2】切妻造平入の町家が連続して建ち並ぶ(撮影提供:佐渡市役所)
伝統的建造物群保存地区を形成している区域のうち次の各号の一に該当するもの
(一)伝統的建造物群が全体として意匠的に優秀なもの
(二)伝統的建造物群及び地割がよく旧態を保持しているもの
(三)伝統的建造物群及びその周囲の環境が地域的特色を顕著に示しているもの