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林業振興の業務について
林業振興課
森林は木材を供給するだけでなく、水源のかん養や県土の保全に加えて、保健・文化・教育的利用の場の提供、生物多様性の保全、地球温暖化防止への貢献など、多様な公益的機能を有し、生活の安心と安全、潤いと豊かさを県民に提供しています。
当管内は面積の約94%が森林であり、その1/4を占める人工林の多くは、伐採可能な成熟期を迎えています。林業の担い手の確保育成を図りながら「利用間伐」「主伐・再造林」による県産材の安定供給体制を整備することが重要な課題となっています。このため、林地の集約化による利用間伐等の実施、森林所有者と林業事業体とのマッチングによる主伐・再造林、林内路網や機械機械等の林業生産規範の整備支援などを進めています。
併せて、子どもたちへの森林教育をはじめとする緑化活動の推進や、きのこなどの特用林産物の振興を行っています。
主伐・再造林の推進
新潟県では、令和4年3月に策定した「新潟県森林・林業基本戦略」に基づき、「伐って、使って、植える」という循環型林業を確立するため、これまでの利用間伐主体の林業から主伐・再造林主体の林業へと舵を切りました。管内でも、低コスト手法による主伐・再造林の拡大や花粉症発生源対策に取り組んでいます。
<R4年10月 主伐・再造林の実施: 1ha当たり2000本の低密度植栽>
新潟県における花粉発生源対策については、こちらをご確認ください
つなぐプロジェクトについて
「新潟県・森林林業基本戦略」で定められた目指す姿の実現に向けた方針のひとつとして、令和4年度から「つなぐプロジェクト」がスタートしました。
管内では、関係者の協力を得て、新谷川流域地区において、「山元への収支還元による持続的林業(循環型林業)の確立」に向けて取組を進めています。
また、他の地区でも新たなプロジェクトの展開を始めています。
<R6年2月 新潟・阿賀地域のつなぐプロジェクトについてパネルディスカッション>
<R6年8月 伐根を前に意見交換>
林業の担い手の確保・育成
林業事業体への新規就業者の確保や異業種から林業への参入を促進することで、循環型林業を実現するための担い手を確保・育成しています。
<R5年12月 新規参入者のための森林作業道作設研修より>
林業の担い手確保・育成支援については、こちらをご確認ください
にいがたの山仕事に関する情報誌は、こちらをご確認ください<外部リンク>
森林整備について
森林の有する公益的機能や木材生産などの機能を高めるため、森林所有者や林業事業体が実施する間伐などの森林整備を支援しています。
また、県が管理する県行造林は、森林の状況に応じて森林整備や主伐を実施しています。
<利用間伐の実施:高性能林業機械を用いた丸太の玉切り>
森林整備や造林補助事業に関することは、こちらをご確認ください
緑化推進について
森林病害虫について
管内の松くい虫による被害は、近年落ち着いていますが、県内では拡大している地域もあります。
また夏季に森林が紅葉したようになるナラ類の枯損(ナラ枯れ)が発生しています。
松くい虫被害・ナラ枯れ被害については、こちらをご確認ください
緑の学校について
総合的な学習の時間に「環境」をテーマとする小学校等の要望に基づき、関係者と連携・協働し、森林を活用した自然学習や木工体験等を行っています。
<森林のめぐみの一つ、木材のお話> <世界に一つの作品ができた!>
県民の森について
管内には、「五頭県民の森」があり、その一部を森林散策や森林学習が可能な「中ノ沢渓谷森林公園」として整備しています。
<ブナ林を抜けて、眺望は最高!>
きのこなどの特用林産について
新潟県は、全国第2位のきのこ生産量を誇る「きのこ王国」です。管内でもしいたけやきくらげなどが栽培されており、地元阿賀町や新潟市等近隣の直売所などで販売されています。
また、きのこ採り体験ができる観光農園もあります。ぜひ、きのこの食味を楽しんでください。
<菌床栽培のしいたけ> <しいたけの選別作業>
森林計画制度について
森林林計画制度の周知、情報提供、森林経営計画策定の支援、相談を行っています。
森林・林業に関する各種手続き
森林所有者や伐採業者などが森林の立木を伐採する場合、新たに森林の土地所有者となった場合、林地を開発する場合などには、各種手続きが必要です。
新潟県水源地域の保全に関する条例に基づく土地所有者等の移転等の届出について
このページに関するお問い合わせは
林業振興課
〒 959-4402 東蒲原郡阿賀町津川1861-1
電話: 0254-92-0958
ファクシミリ: 0254-92-5927
電子メール: ngt112250@pref.niigata.lg.jp