ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
現在地 トップページ > 分類でさがす > くらし・安全・環境 > 防災 > 土砂災害による犠牲者をなくすために「地域で避難の声掛けを!」 > 村上市小岩内区が令和5年防災功労者内閣総理大臣表彰を受賞されました。

本文

村上市小岩内区が令和5年防災功労者内閣総理大臣表彰を受賞されました。

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0614194 更新日:2023年10月5日更新

受賞団体

 令和5年防災功労者内閣総理大臣表彰は11個人、37団体が受賞しました。新潟県内からは4団体が受賞し、このうち村上市小岩内区(代表者は当時区長の松本佐一さん)は、令和4年8月の豪雨を主因とし発生した土砂災害における顕著な防災活動の功績が認められ、団体での受賞となりました。

功績の概要

 令和4年8月4日未明、新潟県村上市小岩内区内において、豪雨を主因とする土砂流出が発生し、流出した多量の土砂、流木は下流約500mまで押し寄せ、家屋6戸が全半壊、市道埋塞、田への土砂流出などの未曾有の大被害を受けた。
 村上市小岩内区区長、防災士2名及び消防団10名は、3日夜の避難指示発令を受け、地区内の公会堂に集合し対応を検討した。村上市の指定する避難所に通じる市道が土砂崩落により通行止めとなっていた状況から、地区住民に防災無線で地区外に出ず公会堂へ避難するよう呼びかけた。また、夜間で雨音が大きかったことから防災無線に気づいていない住民もいる可能性があったため、防災士、消防団は、戸別に訪問し、速やかな避難を呼びかけるとともに、体が不自由で避難に時間を要する高齢者等を援助しつつ、住民全員が公会堂や高台へ避難した。その後、地区内を流れている小岩内大沢川が水位上昇し、石がゴロゴロと流れる音が聞こえたため、下流にある公会堂は危険と判断し地区の高台へ再避難した。再避難の後に土砂、流木が人家や一時避難していた公会堂に到達したが、区長始め防災士、消防団の適切な判断や迅速な避難行動により、死者、行方不明者が一人も生じなかった。当該地区は、昭和42年の新潟県北部全域を襲った羽越水害を経験しており、当時の状況を踏まえ、今回の雨の降り方が尋常でないと判断し、早めに避難したことにより人的被害を防いだ。
 なお、当該地区では市の防災訓練時に、「声を掛け合って避難する訓練」「避難ルートの再確認」「全員避難済みかどうか確認」を併せて行い、日頃から危機管理意識を高めている。

表彰制度の概要

 防災功労者内閣総理大臣表彰は、『「防災の日」及び「防災週間」について』(昭和57年5月11日閣議了解)に基づき、災害時における人命救助や被害の拡大防止等の防災活動の実施、平時における防災思想の普及又は防災体制の整備の面で貢献し、特にその功績が顕著であると認められる団体又は個人を対象として表彰するものです。
受賞者
          受賞者(前から3列目、右から3人目が小岩内区代表者の松本さん)
<外部リンク> 県公式SNS一覧へ

土砂災害警戒情報システムの使い方<外部リンク>

マイタイムライン支援