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佐渡地域振興局では、二級河川久知川において魚などの水生生物が上・下流に移動しやすい環境となるよう魚道の整備を行ってきました。
今回、久知川の水質や整備した魚道の効果を確かめるため、佐渡市立河崎小学校の4年生とともに環境調査を行いました。
当日は、天候も良くすがすがしい中で調査を行うことが出来ました。
令和3年6月15日(火曜日) 13時15分~14時30分
久知川(久知河内集落から300m上流)
「久知河内ホタルの会」の菊池会長より、過去、大雨により久知川が氾濫し下流に大きな被害を出したことや、昔、久知川ではホタルが多く舞っていたが、平成10年の洪水以降ホタルが減少し、現在ではほとんどホタルが見られなくなったこと、更に、会長が子供のころは川に入ってよく遊んでいたことなどを話していただきました。
「久知河内ホタルの会」菊池会長による講話
これまで、県では水害から地域を守るため、久知川の川幅を広げたり、川の勾配を安定させるための工事等を行ってきました。
その結果、水害も減り安心して暮らせるようになりましたが、水害が減った一方、川の工事により上下流に落差が出来てしまい、水中生物が移動しずらく住みにくい環境となってしまいました。
そのため、これらの環境を改善するため、落差が出来たところに魚道を設置し、現在では、サケが上流まで上ってくるとともに、アユなどが上下流へ移動しやすい環境となっています。
当日、久知川から採取した水とその採取した水にジュースを10滴程度混ぜた水で水質の調査を行ってもらいました。
子供たちは、久知川の水がとてもきれいであること知って感動していました。一方で10滴程度混ぜた水が、見た目が同じように見えても水質調査で汚れていることを知り驚いていました。
生物調査は、生徒たちが川に入りどんな生き物が久知川に住んでいるのかタモで捕まえて調べました。
捕まえた生き物は、新潟大学岸本先生から説明していただきました。
今回は、きれいな水でみられるサワガニやヘビトンボ、カワゲラの他、モクズガニやアユ、ルリヨシノボリ等多くの生き物を捕まえることが出来した。
最後は、みんなで記念撮影をしました。