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佐渡地域振興局では、二級河川久知川において魚などの水生生物が上・下流に移動しやすい環境となるよう魚道の整備を行いました。
今回、久知川の水質や整備した魚道整備後の水生生物の生息状況を確かめるため、佐渡市立河崎小学校の4年生とともに環境調査を行いました。
当日は、晴れて気温が上がり、気持ち良く川に入ることができる中で調査を行うことができました。
令和4年6月20日(月曜日) 13時15分~14時30分
久知川(久知河内集落から300m上流)
「久知河内ホタルの会」の本間副会長より、過去には大雨により久知川が氾濫して水害が発生したが、川の整備が進んで安全になったこと、最近は環境の変化で生き物が少なくなってきていることなどを話していただきました。
「久知河内ホタルの会」本間副会長による講話
これまで、県では水害から地域を守るため、久知川の川幅を広げたり、川の勾配を安定させるための工事等を行ってきました。
その結果、水害も減り安心して暮らせるようになりましたが、水害が減った一方、川の工事により河道内に大きな落差ができてしまい、水生生物が移動しづらく住みにくい環境となってしまいました。
そのため、これらの環境を改善するため、大きな落差ができたところに魚道を設置し、現在では、サケが上流まで上ってくるとともに、アユなどが上下流へ移動しやすい環境となっています。
当日に久知川から採取した水と、その水に醤油を数滴混ぜた水で水質の調査を行い、結果を比較しました。
子どもたちは、久知川の水がとてもきれいであること知って感動していました。一方で醤油をたった数滴混ぜた水が、見た目が同じようでも水質はとても悪化することを知り、驚いていました。講師から水質を守るためのポイントとして、醤油であれば必要以上にお皿に出さないこと等を聞いて、うなづいていました。
生き物調査は、子どもたちが川に入り、どんな生き物が久知川に住んでいるのか、石をめくったりタモで捕まえたりして調べました。生き物の見つけ方は新潟大学の綿引先生から教えていただき、子どもたちは積極的に生き物を探して捕まえていました。
捕まえた生き物は、綿引先生から説明していただきました。捕まえた魚の大きさも確認しました。
きれいな水で見ることができるアユ、ヨシノボリ、モクズガニ、ヘビトンボ、カワゲラのほか、多くの生き物を捕まえることができました。
最後に、みんなで記念撮影をしました。