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【佐渡】佐渡市立河崎小学校の4年生と久知川の環境調査を行いました

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0406007 更新日:2023年6月29日更新

 佐渡地域振興局では、二級河川久知川において魚などの水生生物が上・下流に移動しやすい環境となるよう魚道の整備を行いました。

 今回、久知川の水質や整備した魚道整備後の水生生物の生息状況を確かめるため、佐渡市立河崎小学校の4年生とともに環境調査を行いました。

 当日は、蒸し暑くもなく、気持ち良く川に入ることができる中で調査を行うことができました。

1.日時

令和5年6月22日(木曜日) 13時00分~14時30分

2.場所

 久知川(久知河内集落から300m上流)

久知川集合場所

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

3.参加者

  • 佐渡市立河崎小学校(4年生10名と先生)
  • 「久知河内ホタルの会」のみなさん
  • 新潟大学佐渡自然共生科学センター 高津准教授
  • 佐渡地域振興局健康福祉環境部及び地域整備部

4.内容

(1)講話「今と昔の久知川について」(久知河内ホタルの会)

  「久知河内ホタルの会」の菊池会長より、久知川には過去にたくさんの生き物が棲んでいたが現在はその数が減ってしまったことなどを話していただきました。

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(2)魚道の説明(佐渡地域振興局地域整備部)

 佐渡地域整備部からは魚道についての説明をしました。

 昭和40年代から昭和50年代に、県では水害から地域を守るため、川幅を拡げたり、川の勾配を安定させるための工事等を行ってきました。

 その結果、水害も減り安心して暮らせるようになりましたが、河道内に大きな落差ができてしまい、水生生物にとっては棲みにくい環境となってしまいました。

 この状況を改善するため、大きな落差ができたところに魚道を設置(平成16年から平成23年)し、現在ではアユなどが上下流に移動しやすい環境ができたほか、サケが遡上する姿も見られるようになりました。

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(3)水質調査(佐渡地域振興局健康福祉環境部環境センター)

 当日に久知川から採取した水と、その水に透明な炭酸飲料を1滴混ぜた水で水質の調査を行い、結果を比較しました。

 子どもたちは、久知川の水がとてもきれいであることを知って感動していました。一方で炭酸飲料をたった1滴混ぜた水が、見た目が同じようでも水質はとても悪化することを知り、驚いていました。講師から、投げ捨てられた空き缶は、空き缶自体が環境に悪いだけでなく、缶に残っているジュースも水質を悪化させてしまうということを聞いて、うなづいていました。

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(4)生き物調査(新潟大学佐渡自然共生科学センター)

 生き物調査は、子どもたちが川に入り、どんな生き物が久知川に棲んでいるのか、石をめくったりタモで捕まえたりして調べました。生き物の見つけ方は新潟大学の高津先生から教えていただき、子どもたちは積極的に生き物を探して捕まえていました。

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 捕まえた生き物は、高津先生から説明していただきました。捕まえた生き物の種類と数も確認しました。

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 きれいな水で見ることができるヨシノボリ、モクズガニ、ヘビトンボ、カワゲラのほか、多くの生き物を捕まえることができました。  

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 この授業が、児童の皆さんに久知川の水質等の環境の良さを実感してもらい、自然環境を守る大切さについて学んでもらうきっかけになれたら嬉しいです。

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