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新潟県では、近年の激甚化・頻発化する豪雨災害に対して、中学生や高校生を対象に学校教育を通じて家庭や地域にマイ・タイムラインを普及させ、主体的な避難行動により人命を守るための防災教育(新潟県マイ・タイムライン教室)を行っています。
「新潟県マイ・タイムライン教室」では、座学やグループワークを通じて、災害に関する基本的な知識や安全を確保するための避難行動を学びながら、避難行動計画(マイ・タイムライン)を作り上げるものです。
今回は、佐渡市立金井中学校の2年生(59名)を対象に「新潟県マイ・タイムライン教室」を行い、全3回にわたる授業でマイ・タイムラインを完成させました。
自分たちが住んでいる佐渡市の特徴や、過去の災害と防災施設について説明して、災害から身を守るための方法と災害リスクの高い地域を示したハザードマップの見方を学習しました。
次に生徒たちが住んでいる地域毎でグループに分かれ、洪水・土砂災害ハザードマップを見ながら自分の家は、どのエリアに含まれているのかを確認し、併せて避難路を含めて安全だと思う避難場所を複数考えてみました。
まず初めに河川の氾濫現象や土砂災害の前兆現象を学びました。
次に河川情報や気象情報等で発表される警戒レベル毎に、市が発令する避難情報や、その時のとるべき行動をゲーム形式で行い、これら避難行動につながる情報の調べ方を学習しました。
タブレット端末を使って、実際に身近な河川の水位や雨量、防災情報などの情報を検索・閲覧してみました。
避難行動の注意点を○×クイズ形式で行いました。
次に、グループに分かれ、避難の準備や避難時の注意点をグループ内で話し合いながら意見をまとめ、グループ毎に発表しました。
最後に、発表成果を聞いて、自分のマイ・タイムラインに必要だと思ったことを追加して、マイ・タイムラインを仕上げました。
各回の生徒へのアンケート結果では、ほとんどの生徒が「よくわかった」、「まあまあわかった」と回答していました。
また、自由意見の中には、
など、事前準備の大切さと主体的な避難行動により命を守るための自助、共助の意識が芽生えいてました。
マイ・タイムライン教室 アンケート結果 [PDFファイル/72KB]
今後も、市内の様々な学校で「マイ・タイムライン教室」を実施し、「逃げ遅れゼロ」を目指します。
マイ・タイムライン教室の相談は、下記問い合わせ先までご連絡ください。
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