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新潟県では、近年の激甚化・頻発化する豪雨災害に対して、小学生、中学生、高校生を対象に学校教育を通じて家庭や地域にマイ・タイムライン※を普及させ、主体的な避難行動により人命を守るための防災教育(新潟県マイ・タイムライン教室)を行っています。
※マイ・タイムラインとは、「水害・土砂災害に備えて、前もってとるべき行動を時間ごとに整理した『自分の避難行動計画』」のことです。
「新潟県マイ・タイムライン教室」では、座学やグループワークを通じて、災害に関する基本的な知識や安全を確保するための避難行動を学びながら、避難行動計画(マイ・タイムライン)を作り上げるものです。
今回は、佐渡市立真野小学校の6年生(37名)を対象に「新潟県マイ・タイムライン教室」を行い、6月8日と6月15日に行った合計2時間の授業でマイ・タイムラインを作成しました。
なお、1時間目の授業は、授業参観として行い、グループワークには保護者の方々に加わっていただきました。
自分たちが住んでいる佐渡市の特徴や、過去の災害と防災施設についての説明を聴き、災害から身を守るための方法と災害リスクの高い地域を示したハザードマップの見方を学習しました。児童のみなさんは講師からの質問に元気よく活発に答えてくれました。
次に、住んでいる地区ごとのグループに分かれ、地区ごとに洪水ハザードマップと土砂災害ハザードマップを確認しました。事前に自分の家の印を付けておいたハザードマップを見て、自分の家がどのようなエリアなのかを確認してから、避難路を含めて安全だと思う避難場所を保護者の方々と複数考えてみました。
2時間目の授業では初めから住んでいる地区ごとのグループに分かれ、河川情報や気象情報等で発表される警戒レベルごとに、市が発令する避難情報や、その時に取るべき行動をゲーム形式で考えて確認し、これらの避難行動につながる情報の調べ方を学習しました。
次に、避難準備や避難時の注意点をグループ内で話し合いながら意見をまとめました。
授業後には自分の班でまとめた内容だけでなく、他の班がまとめた内容で自分のマイ・タイムラインに必要だと思うことを自分のマイ・タイムラインに書き込んで仕上げます。
今後も、市内の様々な学校で「マイ・タイムライン教室」を実施し、「逃げ遅れゼロ」を目指します。
マイ・タイムライン教室の相談は、以下の問い合わせ先までご連絡ください。