佐渡地域振興局及び建設関係団体(新潟県建設業協会、建設コンサルタンツ協会北陸支部、新潟県測量設計業協同組合)では、佐渡市内の中学校を対象に総合学習やキャリア教育の一環として「土木出張PR」を実施しています。
今回は、佐渡市立赤泊中学校で開催しました。
・開催日:令和元年7月19日(金曜日)
・対象 :赤泊中学校1~3年生 33名の皆さん
各団体がそれぞれの立場で土木の魅力をPR
導入部として
・土木とは皆さんの生活に密接な施設の整備や維持管理するお仕事
・土木にはいろいろな専門家が協力して皆さんの生活を支えている
などを紹介しました。
(一社)新潟県測量設計業協会
・地形や面積を正確に調べる仕事であること
・工事をする際の一番最初の作業であること
などを動画を使って紹介しました。
(一社)建設コンサルタンツ協会北陸支部
・皆さんが日ごろ利用する施設の調査や計画、設計を行う会社
・工事で必要となる設計図などをつくる、技術力や提案力を商品にしている
などを動画を使って紹介しました。
(一社)新潟県建設業協会
・建設業には土木工事と建築工事があり、土木は主に道路や橋・ダムなどの工作物、建築は学校や病院
などの建物をつくっている人たちであること
・工事に携わっているのは技術者と専門の職人で、オーケストラに例えると技術者は指揮者、専門の職人
はそれぞれの楽器の演奏者であること
など、工事現場の仕組みや豆知識をわかりやすく紹介しました。
新潟県土木部
・工事を順調に安全に進めるため測量会社、設計会社、建設会社、地域の皆さんの調整役を担っていること
・皆さんが日ごろ利用している施設を長く、安全に利用するため点検していること
などを紹介しました。
<各団体が紹介しています>
体育館で測量を体験
各団体の紹介の後は、実際に体育館で測量を体験していただきました。
任意の四角形から2つの三角形をつくり、巻き尺を使って面積を測定。
その後は測量器械を使った結果と答え合わせをしました。
<巻き尺で面積を計測しています>
<測量機器による計測と答え合わせしています>
<測量機器の操作を体験しています>
校庭で無人航空機(ドローン等)による記念撮影
最後に校庭で無人航空機(ドローン等)の実演と記念撮影を行いました。
<無人航空機(ドローン等)の実演と記念撮影を行っています>
受講後に寄せられた生徒の皆さんからの感想
受講後にいただいたアンケートの回答から、主なものを紹介します。
【説明を聞いた感想】
・私の父が建設会社で働いているので、父がこのような仕事をしているんだ。と知ることができました。
・今では女性もこのような仕事をしているんだと思ってかっこいいなと思いました。
・建設業でも色々な種類があることを知り、進路の視野が広がりよかった。
・災害などは自衛隊の人だけが第一に働いていたと思ったけど、建設業の人も復興に率先して動いていた
と知りすごいと思いました。
【体験学習をした感想】
・手作業だとたくさん時間のかかる作業を機械だとほんの数十秒でできる点がすごいと思いました。
・苦手なことでもわかりやすく教えてもらいやりやすかった。
・機械で測量するときにどういう原理で測量できるのか気になった。
【出張PR全般の感想】
・災害をなおすのが土木の仕事ということを初めて聞いて、大変な仕事だと思いました。
・ドローンを飛ばして写真撮影したり、実際に機械を触ってみたりなど様々な体験があってすごく楽しかった
です。
・今回のPRを聞いて、建設業のすごさが改めてよくわかった。建設業の大変さとおもしろさが伝わった。
おわりに
生徒の皆さんから熱心に受講していただきありがとうございました。
また、土木の使命や魅力を聞き、土木に関心をもった生徒さんもいて有意義な講座となりました。
佐渡地域整備部では、土木出張PRをこれからも積極的に開催したいと考えております。
ご要望やご相談などございましたら、地域整備部計画調整課(このページの末尾に表示のお問い合わせ先)までお気軽にご連絡くださいますようお願いします。