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佐渡地域振興局では、二級河川久知川において魚などの水生生物が上・下流に移動しやすい環境となるよう魚道の整備を行ってきました。
今回、ホタルの生息地として知られる久知川の水質や魚道整備後の水生生物の生息状況を確かめるため、佐渡市立河崎小学校の4年生とともに環境調査を行いました。
当日は、天候もよくすがすがしい中で調査を行うことが出来ました。
令和8年6月16日(火曜日) 9時40分~10時40分
久知川(久知河内集落から300m上流)

「久知河内ホタルの会」の本間会長より、過去、大雨により久知川では何度も洪水による水害があったが、ダムや河川整備により今では心配が少なくなったことや子供のころは川へ入って遊んだこと、遡上するアユが昔と比べて小さくなっていることなど思い出話を含め久知川の説明をしていただきました。

佐渡地域整備部からは、魚道についての説明をしました。
昭和40年代から昭和50年代に、県では水害から地域を守るため、川幅を拡げたり、川の勾配を安定させるための工事等を行ってきました。
その結果、水害も減り安心して暮らせるようになりましたが、河道内に大きな落差ができてしまい、水生生物にとっては棲みにくい環境となってしまいました。
この状況を改善するため、大きな落差ができたところに魚道を15カ所設置(平成16年から平成23年)し、現在では回遊魚のアユなどが上下流に移動しやすい環境ができたほか、サケが遡上する姿も見られるようになりました。
久知川から採取した水と、その水に牛乳を1滴混ぜた水で水質の違いについて調査を行いました。
子どもたちは、久知川の水は汚いと思っていたが水質がとてもきれいであることを知って感動していました。一方で、久知川の水をためた容器に牛乳を1滴混ぜると、香りや見た目に変化が無くても水質が急に悪くなることに驚いていました。
講師は、牛乳やジュースなどは少量でも川の汚れの素になり生きものがすめない環境になるので、むやみに川へ流さないように教えていました。

生き物調査は、子どもたちが川に入り、どんな生き物が久知川に住んでいるのかを確認するため、魚道のプール内や石と石の間などタモ網を使って捕まえ観察しました。

今回は、きれいな川に住んでいるヘビトンボやカワゲラ、スジエビの他、モクズガニやアユ、ヨシノボリ類など多くの生き物を捕まえることが出来ました。
新潟大学佐渡自然共生科学センター高津准教授からは、捕まえた生き物はきれいな水に生息する水生生物であることや海と川を行き来する回遊魚も多く生息していることを説明していただきました。
最後は、みんなで記念撮影をしました。
児童の皆さんに、身近な久知川の水質や環境の良さを実感してもらい、自然環境を守る大切さについて学んでもらいました。