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【上越】「上越地域における新田開発のあゆみ(用水編)」 を紹介します

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0046742 更新日:2019年3月29日更新

上越地域を空から撮影した水田の様子
上越地域の水田の様子

 高田平野が広がる上越地域(上越市・妙高市)は、県の耕地面積の約12%、約20,600ヘクタールを有する穀倉地帯です。関川を本流とした矢代川、保倉川などの支流によって形成されたこの沖積平野では、その大部分で水稲が栽培されています。
 しかし、江戸時代の少し前までの上杉時代は、平場においては湖沼や潟湖が広がっており、山から開けた扇状地に近い水が豊富なところで盛んに水稲が行われていました。
 江戸時代になり、高田平野は用水路や排水路の開削、干拓による新田開発が次々に行われ、穀倉地帯に成長していきました。
 しかし、この新田開発によって耕地が増え、開発地への用水供給が足りなくなってきたことから、中江・上江・稲荷中江・大瀁用水路の四大用水といわれる大規模な用水路の工事が、農民や幕府の努力によって行われました。
 また、中山間地域を多く抱える妙高市や上越市の谷浜地域や名立区・中郷区・板倉区・清里区・三和区・吉川区・牧区・大島区・浦川原区・安塚区などでも、江戸時代から戦後まで山の斜面を開拓した新田開発が行われたほか、その用水を確保するための溜池が築造されたり、用水を引くために山裾を開削する工事などが盛んに行われました。

地域別に用水関連施設のあゆみを紹介します

地域紹介(用水編)(1)~(10)

昭和16年頃の上江用水路画像
昭和16年の上江用水路の様子(上越市馬屋地内)

地域紹介(用水編)(11)~(19)

昭和32年頃の耕地整理画像
昭和32年頃の耕地整理の様子(妙高市広島地内)

主な参考文献

上越市史通史編3,5,6(上越市)、関川のおいたち(社団法人北陸建設弘済会)、新潟県土地改良史(新潟県農地部)、大瀁郷新田開発史(頸城土地改良区)、新編中江用水史(中江土地改良区)、上江用水史(上江土地改良区)、新道土地改良区用水史(新道土地改良区)、板倉町史通史編(板倉町)、事業誌関川(北陸農政局関川農業水利事業所)、川は生きている 関川 姫川 水百選(社団法人北陸建設弘済会)、名立町史(名立町)、三和村史通史編(三和村)、柿崎町史通史編(柿崎町)、牧村史通史編(牧村)、よみがえる心のふるさと牧村(牧村)、中郷村史(中郷村)、中郷村史第二巻(中郷村)、大島村史(大島村教育委員会)、浦川原村史通史編(浦川原村)、ふるさと浦川原(浦川原村教育委員会)、安塚町史通史編(安塚町)、ふるさとの水の力(東北電力株式会社新潟支店)、吉川土地改良区60年の歩み(吉川土地改良区)、わたしたちのくびき(頸城村教育委員会)、水上村史ふるさと水上のあゆみ(水上の歴史に親しむ会)、ふるさと新井のあゆみ(新井市教育委員会)、妙高高原町史(妙高高原町)、田口の歴史(青山始義)、わたしたちの上越(上越市教育委員会)、上越の産業を育てた発電と用水(西山耕一氏)

協力機関

上越市、妙高市、関川水系土地改良区、水上土地改良区、和田土地改良区、大江口土地改良区、谷浜土地改良区、三和村土地改良区、坊ヶ池土地改良区、頸城土地改良区、大潟あさひ土地改良区、吉川土地改良区、柿崎土地改良区、北陸農政局柏崎周辺農業水利事業所関川用水農業水利事業建設所、東北電力株式会社高田技術センター、新潟県土地改良事業団体連合会

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