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分野別研究成果情報(果樹)

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0279025 更新日:2024年10月29日更新

分野別成果 果樹

・平成21年度以降の「研究成果情報(成果)」、「普及技術(普及)」、「活用技術(活用)」は、研究成果名をクリックすると内容が表示されます。それぞれの区分はページ最下段をご覧ください。
・「研究情報(情報)」は研究成果名、担当部署のみを、平成20年度以前の研究成果は研究成果名、概要、担当部署のみを掲載しています。
・詳細についてお知りになりたい場合は該当部署におたずねください。

分野
( )内は成果数
年度及び
技術区分
研究成果名及びその要約 (成果名をクリックすると成果の内容が表示されます。) 担当部署
品目共通 品目共通
生産
(12)
生産
平27・成果 

ナシマルカイガラムシの発生消長と有効積算温度法による発生予測

・ナシマルカイガラムシは年3世代で、防除対象となる歩行幼虫の発生時期は第1世代が6月上旬から下旬、第2世代が7月下旬~8月中旬、第3世代が9月中旬~10月下旬である。歩行幼虫の発生ピークは有効積算温度法で予測できる。

園芸研究センター
平24・活用 西洋なし「ル レクチエ」と日本なし「新高」「新興」の長期貯蔵技術
・雪室または低温恒湿庫と機能性フィルムを利用することにより、西洋なし「ル レクチエ」を1月中旬~2月上旬、日本なし「新高」、「新興」を2月中旬まで貯蔵することができる。 
園芸研究センター 
平22・活用 果樹せん定枝を副資材に使用した家畜ふん堆肥の野菜栽培への利用法

・果樹(なし、もも、かき、ぶどう)のせん定枝をチップ化した資材を使用して作成した牛ふん堆肥は、通常のもみ殻堆肥と同様に野菜の栽培に利用できる。

園芸研究センター
平18・活用 小型粘着トラップ利用による果樹マルカイガラムシ類の発生時期把握

・果樹園内に小型粘着トラップを設置し、トラップに捕獲された幼虫を調査することにより、マルカイガラムシ類の発生時期を把握することができる。

園芸研究センター
平13・活用 果樹開花期予測情報のインターネットによる提供

・気象情報にもとづくナシ「幸水」とブドウ「巨峰」の県内産地4か所における開花予測情報を、インターネットからリアルタイムで入手でき、開花期前後のより適切な管理作業が可能となる。

企画情報部
平28・参考  日本なしジョイント栽培で省力・軽労化に有効な農業機械

・ジョイント栽培に新規機械を組み合わせることによる省力・軽労効果を明らかにした。動力せん定ハサミを使用する場合は既存のせん定ハサミを使用するより7%省力化でき、側枝の誘引結束は誘引結束機を使用すると、既存の紙ヒモを使って手作業で結束するよりも57%省力化できる。

園芸研究センター
平24・情報 なし、かきのIPMに基づいた各種殺虫剤利用技術  園芸研究センター 
平22・情報 なし、かきのハマキムシ類幼虫に対する各種Bt剤の効果 園芸研究センター
平21・情報 果樹の簡易型ライシメーター栽培における施肥時期の違いが土壌中養分動態に及ぼす影響 園芸研究センター
平19・情報 DNA分析による なし県育成系統の識別 園芸研究センター
平16・情報 キンバエ類を利用した果樹の自家和合性検定方法 園芸研究センター
平14・情報 果樹カメムシ類に対するチャバネアオカメムシ集合フェロモントラップの利用性 園芸研究センター
流通(0)
果樹 果樹
かき
(33)
かき
令3・成果

かき「刀根早生」の母枝先端切り返しによる果実肥大促進技術

 かき「刀根早生」において長さ20cm以上の母枝の先端2芽を切り返すと、果重及び2L以上の比率が増加する。第1新梢は徒長しないため、次年度の母枝を確保しやすい。

佐渡農業技術センター
令3・成果

かき「突核無」を12月まで随時販売可能とする貯蔵技術

 炭酸ガス脱渋した「突核無」を厚さ0.06mmのポリエチレン袋で密封包装して0℃で貯蔵すると、12月中旬まで随時販売が可能になる。

園芸研究センター
令元・成果  かきのジョイント栽培による早期多収化及び省力化技術
・かきを密植し、接木して連結するジョイント栽培により、植栽後5年目で、成園並みの収量が得られ、慣行立木栽培に比べ早期多収化が可能となる。また、脚立が不要で、摘らい、摘果及び収穫作業合計時間が34%削減され、省力化が図られる。
佐渡農業技術センター
園芸研究センター
平28・成果 かき「突核無」への「平核無」長期貯蔵技術の適用

・かき「突核無」は、「平核無」の貯蔵技術を使って長期貯蔵できる。やや未熟な果実1kgを、アルコール発生剤1.6gとともにポリエチレン袋に含気包装し、-1℃で貯蔵すると約54日で渋が抜ける。貯蔵期間は冷蔵開始後約91日間が見込める。

佐渡農業技術センター
平26・成果 小果、種なし、高糖度で、まるごと食べられるかき「突核無」の特徴

・かき「突核無」は果実が30g程度と極めて小さい「平核無」の枝変わりである。従来のかき主要品種に比べて明らかに糖度が高く、種がなく、皮ごと丸かじりしても食味が良い。着らいは多いが、生理落果が多いため結実安定にジベレリン処理が必要である。

園芸研究センター
佐渡農業技術センター
平26・成果   かき「突核無」の高接ぎによる早期収穫確保技術

・かき「突核無」に品種更新する技術として高接ぎが有効である。先端新梢長が30cm以上の樹勢がある既存のかきの樹に対して、3m程度の骨格枝1本当たり8~12口の接ぎ木を行うと、3~4年後からは10a当たり3万果の果実が生産できる。

園芸研究センター
佐渡農業技術センター
平26・成果   かき「突核無」の果実成熟特性と一斉収穫の適期

・「突核無」の果実の糖度は、果皮が黄色から緑色の9月20日頃でも「平核無」並みにあり、一斉収穫の適期は、大半の果実が橙色となる9月30日頃から10月10日頃までで、「平核無」より明らかに糖度が高くなる。

佐渡農業技術センター
園芸研究センター
平26・成果 かき「突核無」の着果管理作業と収穫作業の特徴

・「突核無」の栽培管理に要する時間は、「平核無」に比べて、着果管理は0.4倍と少なく、収穫は1.8倍と多い。着果管理は生理落下防止のためのジベレリン処理のみで、収穫時期は「刀根早生」より早い。「刀根早生」「平核無」とは着果管理、収穫の作業時期は重ならない。

佐渡農業技術センター
園芸研究センター 
平26・成果  かき「平核無」の母枝先端切り返しによる摘らいの省力化

・かきは母枝の先端側の芽から発生する新梢に多くの着らいをもつことから、冬期のせん定で母枝の先端芽を除去することにより、過剰な着らいが制限でき、摘らい作業を効率化できると考えられる。そこで、母枝先端の切り返しが、着らい状況、新梢の生育、果実肥大などにおよぼす影響を明らかにし、摘らい作業の省力化を図る。

佐渡農業技術センター 
平22・普及 かき「平核無」低樹高栽培の適正枝配置

・かき 「平核無」の低樹高栽培樹は、せん定後の1年枝を11000本/10a程度配置し、以後は慣行通りに管理することにより、出荷量2000kg/10a以上、L規格以上果実比率60%以上を実現するとともに、樹の徒長的な生育を抑える。

園芸研究センター
佐渡農業技術センター
平16・普及 かき「刀根早生」「平核無」の成熟特性に対応した高品質果実安定収穫方法

・「刀根早生」「平核無」の果実成熟時の品質は収穫時期や着果部位によって変化するため、それをふまえて最良の品質基準を設定する。基準に到達する果皮色を収穫時期別、着果部位別の目安として収穫することにより、出荷果実の品質向上と斉一化が可能となる。

園芸研究センター
佐渡農業技術センター
平13・普及 「刀根早生」より早くて赤い!かき新系統「朱鷺乙女(TN62-7)」の育成

・「刀根早生」と「西村早生」を交配し胚培養の手法を用いてかき新系統「朱鷺乙女(TN62-7)」を育成した。収穫時期は9月下旬から10月中旬で「刀根早生」よりさらに早期出荷が可能である。糖度は「刀根早生」より高く、食味は良好である。果皮の色づきが早く、鮮やかな橙朱色で外観的にもすぐれる。

園芸研究センター
平12・普及 「伊豆」中間台を利用したかき「平核無」のわい化栽培における樹体生育と作業の軽労化

・かき「平核無」に「伊豆」を中間台として挿入することで安定的なわい化効果が得られ、管理作業での軽労化が図られる。収穫作業では脚立の使用時間が2割程度削減でき、さらに初期収量が高く生産も安定する。

園芸研究センター
平25・活用  かき「突核無」の布団圧縮袋を用いた簡易な炭酸ガス脱渋方法
・布団圧縮袋を利用すると、小規模で簡易に「突核無」を炭酸ガス脱渋できる。炭酸ガス脱渋した果実の硬度は高く、日持ち性が優れる。 
佐渡農業技術センター 
平24・活用 ジフェノコナゾール剤によるカキ円星落葉病の殺菌剤散布回数削減技術
・カキ円星落葉病に対して、胞子飛散盛期~同10日後(6月中旬~6月下旬)にジフェノコナゾール剤を散布することにより、7月上旬の殺菌剤散布を1回削減できる。 
園芸研究センター 
平24・活用 かきのクサギカメムシ多発生時の薬剤防除法 
・かきのクサギカメムシ多発生時の緊急防除薬剤として、アクリナトリン剤、クロチアニジン剤、ビフェントリン剤、ジノテフラン剤が有効である。残効期間の長いアクリナトリン剤、クロチアニジン剤は散布間隔を2週間程度あけることができる。
園芸研究センター 
平22・活用 園地実態から見た、かき「平核無」の果実肥大に及ぼす樹体管理要因と管理の目安

・産地において、「平核無」の果実肥大を左右する要因は、1年枝密度と着果密度であり、L規格以上果実比率60%を目標にすると、1年枝密度は10~11本/平方メートル、着果密度は12~13果/平方メートルが目安となる。

佐渡農業技術センター
園芸研究センター
平19・活用 かき「朱鷺乙女」の専用カラーチャートを活用した高糖度果実収穫法

・従来のカラーチャートよりも測定精度の高い「朱鷺乙女」専用カラーチャートを用い、収穫時期別に果皮色と果実サイズの基準を設けて収穫することにより、高糖度果実の出荷が期待できる。

園芸研究センター
平19・活用 かき「平核無」の早期増収に有効な新しい根域制限栽培法

・容量17L細根発出タイプ不織布ポットを利用した土中植え込み型根域制限栽培は、普通栽培樹と比べ、苗木植栽から成木時まで、樹体生育はほぼ同等、収量は早期増収が可能となる。

園芸研究センター
平16・活用 かき「平核無」における果実初期肥大のための摘らい方法

・「平核無」の摘らい実施時には、着らい新梢のつぼみ数とつぼみの着生位置に応じて残すつぼみを選択することにより果実の初期肥大が促進される。

佐渡農業技術センター
園芸研究センター
平15・活用 かき新品種「朱鷺乙女」の果形の特徴に対応した摘らい摘果方法

・かき新品種「朱鷺乙女」は「刀根早生」等に比べて果形が乱れやすい特徴がある。そのため、花らいや幼果の形状を重視した摘らい摘果作業を実施することにより収穫時の果形の揃いが期待できる。

園芸研究センター
平15・活用 かき新品種「朱鷺乙女」の果実成熟特性と収穫判定の目安

・「朱鷺乙女」は、果実の成熟進行と品質変化との間に強い相関関係があり、収穫は、糖度と日持ち日数を基準に果皮色から判定することにより、高品質果実の出荷が期待できる。

園芸研究センター
平12・活用 かき「平核無」における側枝、結果母枝、結果枝の適正基準

・かき「平核無」では側枝齢が古くなってくると果実肥大が悪くなる傾向があり、枝齢毎の適正な側枝長と上限値を推定した。結果母枝形質としては、長さ20~25cmで果実肥大や着色がよい傾向である。結果枝では長さ36cm、葉数11枚程度で果実肥大が良好となる。

園芸研究センター
平12・活用 かき「平核無」の熟期遅延対策のためのエテホン液剤散布技術

・かき「平核無」にエテホン液剤を満開70~80日後に20ppmの濃度で散布すると2~6日の熟期促進効果があり、前期収穫の割合が高くなる。その収穫果実を炭酸ガス脱渋することにより、無処理果実と同等の日持ちがある。

園芸研究センター
平12・活用 かき「平核無」の二次伸長枝の処理方法

・かき「平核無」の二次伸長枝の処理は、梅雨明け後の7月下旬の1回のみ、二次伸長発生基部からせん除する。この時期にこの処理をすると新たな二次伸長の発生は抑制され、果実の肥大が向上する。

佐渡農業技術センター
平23・情報 かき小果枝変わり品種「突核無」(仮称)の生態・生育特性 園芸研究センター
平23・情報 かき「平核無」では速効性窒素が主体の場合、冬施肥より春施肥の方が葉色が濃くなる 佐渡農業技術センター
平23・情報 かき「平核無」の施肥反応及び葉色値と果実重、収量との関係 佐渡農業技術センター
平22・情報 土壌養分状態と施肥管理がかき「平核無」の生産に及ぼす影響 佐渡農業技術センター
園芸研究センター
平18・情報 特産おけさ柿「平核無」の長期貯蔵技術に関する新知見 佐渡農業技術センター
平16・情報 かきの果頂部くぼみ果(芯黒果)発生と気象要因との関係 佐渡農業技術センター
平14・情報 かき芯黒果の発生原因 園芸研究センター
平14・情報 新害虫 カキを加害するヨコバイ類2種の確認 園芸研究センター
日本なし
(15)
日本なし
令3・成果  

黄緑色の外観が美しい日本なし良食味新品種「新園9号」

自家和合性の日本なし新品種「新園9号」を育成した。外観の美しい青なしで、糖度が高く食味評価が高い。収穫期は9月中旬~10月上旬である。自家受粉で着果するため、人工受粉作業が不要となり、春作業の大幅省力化が実現できる。

園芸研究センター
平30・成果   日本なしにおける除芽での開花数制限による使用花粉量削減及び省力着果管理技術
・日本なし主要品種「幸水」と「豊水」において、開花前に除芽で側枝1m当たりの花芽数を8芽にすることで開花数が制限され、花粉使用量が30%程度削減でき、着果管理の省力化が図られる。 
園芸研究センター
平26・成果   人工授粉が不要で”おいしい”日本なし新品種「新美月」と「新王」

・日本なし新品種「新美月」と「新王」を育成した。2品種とも赤なしであり「新美月」は酸味を伴う甘さ、「新王」は甘さの強さが特徴的で消費者の食味評価が高い。栽培面では、自家受粉で着果する特性を持っているため、開花期の天候不良の影響を受けにくく、春作業の大幅省力化も可能となる。品質と栽培の両面において新潟県に適した品種である。

園芸研究センター
平26・成果 日本なし「新美月」と「新王」の省力的着果管理技術

・着果が安定している日本なし自家和合性新品種「新美月」と「新王」の着果管理技術を開発した。開花前に除芽で花芽数を1m当たり6芽に制限する方法で省力的な管理が可能となる。

園芸研究センター 
平26・成果  日本なし「新美月」「新王」のジョイント栽培適性と省力効果

・日本なし品種「新美月」「新王」は、苗木養成や樹形形成、早期収量確保などジョイント栽培への適性が高い。両品種を用いたジョイント栽培により着果管理時間を慣行棚栽培の「幸水」よりも30%程度削減することが可能で省力的である。

園芸研究センター 
平18・活用 無袋でも果面がきれいな早生の青なし「なつしずく」

・日本なし新品種 「なつしずく」は、「幸水」よりも約1週間早く収穫できる早生の青なしで、品質も優れている。果面のサビの発生は他の青なしと比べて少なく、無袋栽培でも美しく仕上がる特徴を持つ。

園芸研究センター
平17・活用 日本なし「新生」と「秋麗」の受粉樹としての新たな利用方法

・開花期が主要品種に比べて早く、花粉も多い「新生」は当年の受粉用に適しており、えき花芽が多く開花期が遅い「秋麗」は翌年の冷凍花粉用として適している。両品種の利用により開花期前後の労力競合を軽減することが可能となる。

園芸研究センター
平14・活用 日本なし「あきづき」の安定多収化技術

・「あきづき」の収量の安定確保のために、せん定においては側枝養成のための予備枝を必ず利用し、夏季誘引等によりえき花芽着生向上と結果部の維持を図る。着果量は平方メートル当たり14果、側枝1m当たり5果程度とし、10a当たり収量は4.5tを目標とする。 

園芸研究センター
平13・活用 日本なし新品種!甘い青なし「秋麗」とうまい晩生赤なし「王秋」の選定

・農水省果樹試育成の日本なし新品種 「秋麗」「王秋」は、同時期に収穫される既存品種に比べて食味がすぐれ栽培も容易である。また、「秋麗」は青なし、「王秋」は楕円形の赤なしであり外観によるアピール度も高い。

園芸研究センター
平11・活用 大果で食味が優れる日本なし新品種「あきづき」

・農水省果樹試育成の日本なし新品種 「あきづき」は、高糖度、多汁、大果性を示し、収量性も高い。収穫は9月中旬から10月上旬で、主要品種の「豊水」と「新高」の中間となり、「二十世紀」や「新星」に替わる品種として有望である。

園芸研究センター
平11・活用 日本なし「新高」の成熟特性と収穫法

・「新高」の適期収穫のための満開後日数や果皮色の基準値を設定した。この基準値と着果部位による成熟特性を加味した上で収穫することにより品質向上と斉一化を図ることができる。

園芸研究センター
平24・情報 なしの枝や根に含まれる貯蔵デンプンの簡易測定方法 園芸研究センター 
平22・情報 人工受粉が不要で“おいしい”日本なし新品種「新園1号」「新園2号」 園芸研究センター
平17・情報 日本なし自家和合性品種利用と摘芽処理で人工受粉と摘果労力が約9割削減できる 園芸研究センター
平14・情報 殺虫剤散布の有無とナシのハダニ類天敵カブリダニ類発生の関係 園芸研究センター
西洋なし
(23)
西洋なし
令3・成果

スマート農業に対応できる西洋なし「ル レクチエ」のジョイントV字トレリス樹形栽培技術

 ジョイントV字トレリス樹形は主枝を60~80cmの高さに配置して、側枝を斜立させ樹冠を形作る樹形で、開発中の自動化機械に対応可能である。植栽6年目で3,000kg/10aの収量が得られ、年間作業時間も慣行平棚栽培に比べ2割程度削減することができる。

園芸研究センター
令元・成果  西洋なし「ル レクチエ」の大苗を利用したジョイント栽培による早期多収技術
・不織布ポットで養成した大苗を、ほ場に定植後にジョイントし、花芽着生を促す枝管理を行うことで、定植から3年目で収穫を開始し、5年目で成園並み収量を得ることができる。
園芸研究センター
平30・成果  セイヨウナシ褐色斑点病に対する落葉除去の効果と効率的除去法
・セイヨウナシ褐色斑点病の発病を低下させるには、園地から落葉を 95%以上除去する。落葉を効率的に除去するには、収穫後に直ちに除草した後、園地に溝を掘る。降雪前までに、落葉した葉をブロワの風圧を利用して溝に集めた後、埋め戻し鎮圧する。
園芸研究センター
平30・成果  早期収穫開始を可能にする「ル レクチエ」のジョイント栽培
・ 「ル レクチエ」の苗木を密植し、接木して連結するジョイント栽培により、定植後5年目から収穫でき、慣行の棚栽培に比べ早期多収が可能となる。
園芸研究センター
平28・成果  「ル レクチエ」苗木養成に用いる優良系マメナシ台木の挿し木増殖技術
・西洋なし「ル レクチエ」の養分吸収は、春から夏にかけて多い。吸収された養分は、葉や果実に多く分配され、次いで側枝や主幹への分配が多い。 
園芸研究センター
平26・成果  西洋なし「ル レクチエ」の養分吸収特性
・西洋なし「ル レクチエ」の養分吸収は、春から夏にかけて多い。吸収された養分は、葉や果実に多く分配され、次いで側枝や主幹への分配が多い。 
園芸研究センター
平25・普及 殺菌剤散布と早期袋掛けの組み合わせによるセイヨウナシ褐色斑点病の果実被害低減法
・「ル レクチエ」栽培で問題となっている、セイヨウナシ褐色斑点病の果実への主要感染期である開花直前~袋掛け時期に殺菌剤散布を行うとともに、5月末までに小袋掛け、その後大袋に掛け替えると果実被害を低減できる。
園芸研究センター
平20・普及 西洋なし「ル レクチエ」の果実外観評価チャート

・「ル レクチエ」外観不良果の症状別カラー画像を配置した果実外観評価チャートを開発した。これにより、外観不良症状の診断が容易にでき、症状に応じた対策が可能となる。

園芸研究センター
平20・普及 不織布ポットを利用した西洋なし「ル レクチエ」の苗木生産と定植方法

・不織布ポットを利用して育成したマメナシ台による「ル レクチエ」苗木は、慣行苗木に劣らない生育を示すとともに、ほ場定植後の活着は極めて良好で、植え傷みが少なく、苗木の枯死を防止できる。定植時にはポットを除去することにより、定植後の生育が良好になる。

園芸研究センター
平15・普及 新病害セイヨウナシ黒斑病の発生生態と防除技術

・新病害セイヨウナシ黒斑病は本県の主力品種“ル レクチエ”等の罹病性品種に対して剪定枝、腐敗芽等の伝染源の除去とAlternaria菌に防除効果の高い薬剤を適期に体系散布することにより防除できる。

園芸研究センター
平14・普及 西洋なし「越さやか」の安定生産技術

・「越さやか」の安定生産に向けて、せん定では中・短果枝が多く着生した優良側枝を養成するため予備枝を利用する。結実管理は日本なしの花粉を利用し仕上げ摘果は満開後40日頃から実施する。収穫は満開後145~150日頃、追熟には10~14日を要するが2℃予冷により可食期の調節が可能である。

園芸研究センター
平13・普及 西洋なし「ル レクチエ」の渋味果発生防止・軽減技術

・西洋なし「ル レクチエ」の渋味果発生はわい性台木利用や樹勢の低下で助長され、肥大の劣る果実や上向きの果台に着果した果実で渋味が強い。従って栽培管理により適正な樹勢を維持し、着果過多を避け、大玉生産を心がける。

園芸研究センター
平11・普及 「ラ・フランス」より早く出荷できる西洋なし新品種「越さやか」

・「バートレット」に「ラ・フランス」を交雑して西洋なし新品種の「越さやか」を育成した。収穫適期は9月下旬、10月上旬から可食期となる中生品種で、食味は甘酸に富んで良好である。花芽着生が良く早期多収性を有する。

園芸研究センター
平24・活用 セイヨウナシ褐色斑点病の伝染環と耕種的防除法
・セイヨウナシ褐色斑点病菌は、発病した葉、果実および枝で越冬し、翌春の4月上旬から子のう胞子、4月下旬から分生胞子を飛散させて感染・発病する。収穫後~積雪前までに落葉および果実を除去し、剪定時には発病枝を剪除する。 
園芸研究センター 
平21・活用 自然分解性ポットを用いた西洋なし「ル レクチエ」の苗木生産と定植方法

・自然分解性ポットで養成した茎頂培養マメナシ苗に「ル レクチエ」を7月下旬に休眠枝接ぎすることで、苗木ほを使わずに1年早く苗木を養成することができる。定植後の枯死は発生せず、定植後1年で十分な生育量を確保することができる。

園芸研究センター
平20・活用 西洋なし「ル レクチエ」の果実外観不良症状の分類と対策

・「ル レクチエ」栽培で問題となっている果実の外観不良症状は12種類に分類でき、発生の原因に応じた栽培管理上の対策により、品質の向上が期待できる。

園芸研究センター
平20・活用 輪紋病の胞子飛散に対応した「ル レクチエ」の袋掛け方法

・西洋なし「ル レクチエ」は、輪紋病菌の柄胞子の飛散急増期までに果実袋の被袋を終了することで高い防除効果が期待できる。飛散急増期は、積算温度で推定できる。

園芸研究センター
平19・活用 西洋なし「ル レクチエ」の果実カラーチャートの開発

・果実画像を用いて新たに開発した「ル レクチエ」専用の果実カラーチャートは、従来のニホンナシ地色カラーチャートに比べて測定精度が高く、追熟に伴う果皮色変化の評価に利用できる。

園芸研究センター
平13・活用 西洋なし「ル レクチエ」の渋味果発生に及ぼす気象の影響と対応

・西洋なし「ル レクチエ」の渋味果は気象条件との関係が強く、8月前半の日照時間が多く気温が高いと発生が多くなることから、このような年には積極的にかん水を行う。

園芸研究センター
平12・活用 新病害セイヨウナシ黒斑病の発生

・県内のセイヨウナシ品種「ル レクチエ」に発生する腐敗芽及び黒変葉は、Alternaria alternata によって引き起こされる病害である。同菌によるセイヨウナシの病害は、本件が初めてであることから、本病をセイヨウナシ黒斑病と呼称することを提案した。

園芸研究センター
平24・情報 ストロビルリン系薬剤耐性セイヨウナシ黒斑病菌の出現とその防除対策 園芸研究センター 
平20・情報 マメナシ台木が西洋なし「ル レクチエ」の樹体生育および果実品質に及ぼす影響 園芸研究センター
平19・情報 「ル レクチエ」追熟管理モデル 食品研究センター
ぶどう
(16)
ぶどう
令元・成果  紫黒色の着色が良好で極大粒のぶどう新品種「グロースクローネ」の特徴
・ぶどう新品種「グロースクローネ」は着色が良好で、果粒も平均で14g 以上となる4倍体の極大粒品種である。糖度は19%以上あり「巨峰」、「ピオーネ」並みで、食味は良好である。
園芸研究センター 
平28・成果 果色の客観的評価を可能とする「シャインマスカット」果実カラーチャートの作成

・ 果色変化モデルに基づき12段階に指標化された「シャインマスカット」果実カラーチャートを作成した。従来品のカラーチャートに比べ、適合度及び評価精度が向上し、利用目的にあわせて指標値を選択したカラーチャートを使用することで、利便性の向上を図ることができる。

園芸研究センター
平28・成果 アーチ栽培におけるブドウ「シャインマスカット」の強摘心処理による新梢管理の省力化

・ アーチ栽培におけるブドウ「シャインマスカット」では、発生した新梢を開花始に第1花房から先3節を残して摘心処理することにより、新梢節数が減少し副梢の発生本数が少なくなることから、その後の副梢管理作業時間を40%軽減することができる。

園芸研究センター
平25・普及 ぶどう「シャインマスカット」の短梢せん定種なし栽培技術
・短梢せん定種なし栽培に適する「シャインマスカット」の高品質果実生産が可能な着果管理技術を開発した。本技術は既存の平棚でのぶどう栽培に利用できるほか、水稲育苗ハウスを利用したブドウのアーチ栽培にも適用できる。
園芸研究センター 
平22・普及 "もうかる!"水稲育苗ハウスでつくるぶどうのアーチ栽培

・水稲育苗ハウスを利用したぶどう「ピオーネ」のアーチ栽培は開園費用約67,000円/aで植栽後2年目で収穫が始まり4年目で開園費用が回収できる。また、5年目からは約80,000円/aの所得が確保され成園化が可能である。

園芸研究センター
平18・普及 ぶどう「ロザリオ ビアンコ」専用カラーチャートの開発

・果実画像を用いて新たに開発した「ロザリオ ビアンコ」専用カラーチャートは従来のカラーチャートより測定精度が高く、高糖度果実収穫のための指標として利用できる。

園芸研究センター
平16・普及 平行整枝による短梢せん定と無核化技術を組み合せたぶどう「安芸クイーン」の安定栽培技術

・「安芸クイーン」は基部径10mm程度の結果母枝を用いて、2芽せん定することにより短梢栽培が可能である。花振るい防止のためジベレリン処理により無核化を行い、着色不良防止を考慮して目標着果量は1.1t/10a程度、房は500g程度を目標に仕上げる。

園芸研究センター
平22・活用 鮮やかな赤色が美しいぶどう新品種「クイーンニーナ」の選定

・ぶどう新品種「クイーンニーナ」は果皮色が鮮やかな赤色で美しく、糖度も22%と非常に高いため食味良好である。発芽や着穂も安定しており、種なし栽培むけである。

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平21・活用 ぶどう「シャインマスカット」種なし栽培の花穂整形と着粒安定技術

・ぶどう「シャインマスカット」の種なし栽培では花穂整形により果房重や房型が変わるが、1粒重や糖度への影響は少ないことから出荷販売方法にあった整形方法を選択することができる。また1回目のジベレリン処理時にホルクロルフェニュロン液剤を加用することにより、果房先端部の着粒不良を防止できる。

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平20・活用 水稲育苗ハウスを利用したぶどうのアーチ栽培技術

・既存の水稲育苗ハウスを利用してぶどうの短梢せん定による無核栽培が可能である。植え付け2年で収穫が始まり、3年で樹形が完成する。また、水稲育苗も通常どおり行うことができる。

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平18・活用 ぶどう「ロザリオ ビアンコ」の糖度予測式を活用した高品質果実収穫技術

・ぶどう「ロザリオ ビアンコ」の開花後の気温と果実糖度には、有意な関係があり、満開後50日間の日平均気温積算値を用いることにより、目標糖度到達日(収穫開始日)を予測することができる。

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平18・活用 光反射マルチによるぶどう「ロザリオ ビアンコ」のシミ・サビ症状の抑制技術

・ぶどう「ロザリオ ビアンコ」のハウス栽培において、チャノキイロアザミウマの寄生により発生する果実のシミ・サビ症状は、地面を光反射シートで被覆することで軽減できる。

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平17・活用 マスカット香があり甘い白色系ぶどう「シャインマスカット」

・マスカット香のある白色系ぶどう「シャインマスカット」は1粒重8~10gで、糖度18~20%と高く、食味に優れ、着粒も安定している。

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平11・活用 「ネオ・マスカット」より収穫時期の早い黄緑色のぶどう新品種「ハニービーナス」

・黄緑色のぶどう新品種「ハニービーナス」は、果房重280g、1粒重7~8g程度で収穫期は8月下旬~9月中旬となり、「巨峰」よりやや早く、「ネオ・マスカット」より20日程度早い。

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平18・情報 ぶどう「シャインマスカット」の有核栽培における収穫期予測法 園芸研究センター
平18・情報 「ロザリオ ビアンコ」の枝の切り詰めと発芽特性 園芸研究センター
もも
(13)
もも
令3・参考

もも「あかつき」の開花日予測法

 毎時気温データによる、もも「あかつき」の既存の開花日予測式について、県内の開花日データによって補正し、その有効性を明らかにした。

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令元・成果  水田転換畑への導入も可能なももの盛土式根圏制御栽培による早期多収技術
・ももをY字斜立2本主枝に仕立て盛土式根圏制御栽培により養水分管理を行うことで、定植2年目から約1t/10a、3年目2t/10a以上と早期多収となり、慣行より大玉の果実を収穫できる。
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令元・成果  多目的防災網施設を利用したモモせん孔細菌病の耕種的防除技術
・もも園全体を多目的防災網で覆う防風施設により、多方向に対する高い防風効果が得られ、慣行の薬剤防除と併用することにより、モモせん孔細菌病の発病を大幅に抑制することができる。
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平28・成果 もものポット大苗を利用した定植1年目から収穫できるシンプル栽培技術

・ 大苗を利用した密植により早期に収量が得られる栽培方法を開発した。苗木は不織布ポットで1年間育苗して2mの大苗を育成する。大苗を100本/10aの並木植えにして、比較的簡単な栽培管理を行うことで定植1年目から約0.3t/10a、2年目で約1t/10aの収穫が可能となる。

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平23・活用 8月下旬から出荷できる品質良好な黄肉もも新品種「つきかがみ」

・ もも新品種「つきかがみ」は、「黄金桃」に続いて、8月下旬から9月上旬に収穫できる豊産性で食味良好な晩生黄肉品種である。

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平21・活用 旧盆需要に対応できる品質良好な黄肉もも有望品種「つきあかり」

・もも新品種「つきあかり」は、8月上中旬に収穫できる中生黄肉品種であり、糖度は15%台で食味はすこぶる良好、旧盆需要期に、これまでにない新たな商材を提供できる。

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平18・活用 旧盆需要に対応できるもも有望品種「なつっこ」「なつおとめ」

・リレー出荷の端境となる旧盆需要期に収穫が可能なもも新品種「なつっこ」と「なつおとめ」は、栽培性と果実品質が優れ、本県の新たな品種構成アイテムとしての利用が期待できる。

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平17・活用 ももほ場のナギナタガヤ草生による除草回数削減、土づくり、果実品質劣化軽減効果

・ももほ場におけるナギナタガヤ草生栽培は、年間除草回数を1~2回削減することが可能で、連年処理による表層土壌の膨軟化と果実の果肉硬度低下軽減・硬度維持効果を発揮する。

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平14・活用 もも「あかつき」の肥大予測法

・もも「あかつき」の収穫時果実重は6月21日の側径、新梢長、満開から硬核期までの日数、満開後20日間の平均日照時間から得られた重回帰式により予測することが可能であり、得られた予測値と実測値との平均予測誤差は11.6gである。

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平21・情報 ももの改植に伴う「いや地」症状を軽減する活性炭の選定 園芸研究センター
平17・情報 もも「白鳳」の現地調査に基づく高糖度果実生産園の特徴 園芸研究センター
平17・情報 成熟期における樹上でのもも果実糖度の変化 園芸研究センター
平13・情報 台木「筑波4号」を利用したももの斜立主幹形仕立て法 園芸研究センター
くり
(8)
くり
平11・普及 クリタマバチの導入天敵を利用する防除技術

・クリタマバチの導入天敵「チュウゴクオナガコバチ」は本県全域に分布・定着が確認された。また、導入天敵に対する競合種や天敵(高次寄生種)も確認された。導入天敵の増殖をうながすため、剪定枝は5月5日ころまで園地内においてから処分し、5月20日ころまでは殺虫剤散布はひかえる。

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平22・活用 "ホクホク"とした肉質で食味の優れるくり新品種「美玖里(みくり)」の選定

・くり新品種「美玖里」は肉質が粉質で“ホクホク”しており、甘み・香りも多く食味良好である。収穫時期は既存の主要品種「筑波」よりやや遅い収穫となるやや晩生の品種である。

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平21・活用 多雪地域におけるくりのカツラマルカイガラムシ幼虫の発生消長と防除適期

・新潟県の多雪地域におけるくりの新規発生害虫カツラマルカイガラムシは、年2世代発生し、薬剤防除適期である1齢幼虫発生盛期は、第1世代が7月第3半旬前後、第2世代は9月第3~10月第1半旬である。

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平19・活用 レンジでチンすると渋皮が良くむけるくり新品種「ぽろたん」

・くり新品種「ぽろたん」は新潟県にも適応でき、果実が大きく食味に優れるとともに、電子レンジ等で加熱することにより渋皮が容易にむけるという大きな特徴があり、有利販売と消費拡大が期待できる。

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平14・活用 雪害を受けにくく、食味に優れるクリ中晩生品種「秋峰」の品種特性

・農水省果樹試育成のクリ「秋峰」は「石鎚」よりやや早い収穫期であり、「石鎚」よりも1果重がやや大きい上に比重も高く、果実品質に優れているが、収量性がやや低い。樹姿がやや直立し、落葉期も12月上旬であるため、雪害を受けにくい。

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平14・活用 クリ「筑波」の成木における優良結果母枝基準と側枝養成法

・クリ「筑波」成木において1年枝先端径が2.9mm以上であれば着毬1個が得られる。側枝養成は不定芽より発生した先端径2.9mm以上の1年枝を予備枝として利用し、先端1/4を切除することで着毬を得ながら優良結果母枝も確保できる。

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平17・情報 クリタマバチに対する導入天敵チュウゴクオナガコバチの定着状況 園芸研究センター
平13・情報 クリのモモノゴマダラノメイガ成虫の簡易な発生消長把握技術 園芸研究センター
おうとう
(2)
おうとう
平14・活用 おうとうのY字棚を利用した安定生産技術

・おうとうの施設栽培においてY字棚整枝は、果実品質の安定化が図られ、作業性もすぐれている。近年導入が進められている新品種「紅てまり」「紅秀峰」の栽培適応性も高い。

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平12・活用 おうとう生食、受粉兼用品種「紅さやか」「紅秀峰」「紅てまり」

・おうとう新品種「紅さやか」(早生)、「紅秀峰」(晩生)、「紅てまり」(極晩生)、は主力品種「佐藤錦」の受粉樹としての利用可能なうえに果実品質もすぐれている。これら品種の導入により労力の分散や作期拡大による栽培面積拡大も可能となる。

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いちじく(3)
  
いちじく
令元・成果  水田転換畑への導入も可能ないちじくの盛土式根圏制御栽培による早期多収技術
・いちじく「桝井ドーフィン」の挿し木当年の苗ともみ殻2層培地を用い、盛土式根圏制御栽培により養水分管理を行うことで、1 年目から収穫でき、2年目に1.5t/10a と早期多収栽培が可能である。
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平28・成果 いちじくの養液コンテナ栽培における肥効調節型肥料への変更によるコスト低減

・ 大苗を利用した密植により早期に収量が得られる栽培方法を開発した。苗木は不織布ポットで1年間育苗して2mの大苗を育成する。大苗を100本/10aの並木植えにして、比較的簡単な栽培管理を行うことで定植1年目から約0.3t/10a、2年目で約1t/10aの収穫が可能となる。

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 平25・普及 水稲育苗ハウスを活用したいちじく「桝井ドーフィン」のコンテナ栽培技術
・いちじく「桝井ドーフィン」を、水稲育苗ハウスでモミ殻を培地としたコンテナ栽培をすることにより、定植1年目から収穫可能で、2年目以降は300kg/a以上の高い収量が得られる。
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◇ 研究成果の表示区分

 区分 該当する研究成果の内容

成果 研究成果情報

(平成26年度以降)

・本県農林水産業経営や食品産業の生産現場において、直接的な導入効果 が期待される技術または普及指導や企業の生産活動において活用できる情報。

普及 普及技術(普及に移す技術)

(平成25年度まで)

・生産現場において、即戦力的に直接利用されうる実用技術。
・現在の行政施策や事業推進に「直接役立つ企画・立案の手法」など。

活用 活用技術(指導参考になる技術)

(平成25年度まで)

・生産現場の指導参考資料として利用されうる有望な素材技術。
・今後の行政施策や事業推進に「参考となる有望な知見」等。

参考 参考情報

(平成26年度以降)

・研究を進める上での基礎的知見等。

情報 研究情報(研究推進に利用される情報)

(平成25年度まで)

・産学官の研究や消費者の暮らしに広く利用されうる科学的な新知見や手法。
・研究を進める上での基礎的成果および普及指導において参考となる情報。

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