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分野別研究成果情報(高冷地・中山間地向け)

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0279039 更新日:2020年5月11日更新

分野別成果 高冷地・中山間向け

   ・平成21年度以降の「研究成果情報(成果)」、「普及技術(普及)」、「活用技術(活用)」は、研究成果名をクリックすると内容が表示されます。それぞれの区分はページ最下段をご覧ください。
   ・「研究情報(情報)」は研究成果名、担当部署のみを、平成20年度以前の研究成果は研究成果名、概要、担当部署のみを掲載しています。
   ・詳細についてお知りになりたい場合は該当部署におたずねください。

分野・作目
( )内は成果数
年度及び
技術区分
 研究成果名及び要約 (成果名をクリックすると成果の内容が表示されます。) 担当部署
野菜 野菜
すいか
(3)
すいか
平15・普及 スイカの密閉トンネル資材を活用した品質向上技術

・スイカの密閉トンネル資材をそのまま活用して雨よけトンネルとし、このトンネル内で改良整枝栽培をすることにより果実の品質向上が図られる。

中山間地農業技術センター
平19・活用 魚沼地域に適した小玉スイカの品種特性

・魚沼地域におけるトンネル改良整枝栽培に適する小玉スイカの品種は「姫甘泉5号」「ひとりじめロング」「TBC99」である。

中山間地農業技術センター
平19・情報 魚沼地域における小玉スイカ2番果のお盆前収穫法 中山間地農業技術センター
ねぎ
(3)
ねぎ
平11・普及 準高冷地における8月穫りネギの10アール当たり収量3トン以上栽培法

・準高冷地での8月穫りネギ栽培は、白羽一本太を4月下旬~5月第一半旬に定植し、5回程度土寄せをすれば10アール当たり3トンの収量を得ることができる。

高冷地農業技術センター
平24・活用 多雪条件を活用した晩抽性ねぎ「羽緑一本太」の5月下旬~6月上旬出荷技術
・消雪の遅い多雪地帯において、晩抽性のねぎ品種「羽緑一本太」を5月25日までに播種し、十分に生育させてから雪下にすることで、5月下旬から6月上旬まで収穫できる。
高冷地農業技術センター
平14・活用 準高冷地における夏ネギ収穫作型

・準高冷地において、ネギ苗の早期定植とべたがけを組み合わせることにより、7月末からの早期出荷が可能となる。この作型に適する品種は「白羽一本太」「夏扇3号」である。

高冷地農業技術センター
アスパラガス
(10)
アスパラガス
平26・成果  多収性アスパラガス「スーパーウェルカム」の経年収量特性

・アスパラバスの品種「スーパーウェルカム」は、「ウェルカム」と比較して多雪地域における1季どり栽培において収穫8年目でもA品L規格以上の収量が多い。

高冷地農業技術センター 
平11・普及 多積雪地域におけるアスパラガスの多収品種「シャワー」「ポールランド」

・アスパラガスの多収品種「シャワー」「ポールランド」を作付けすることにより、既作付け品種より30~40%の増収が見込める。

高冷地農業技術センター
平21・活用 多雪地域におけるアスパラガス1季どり栽培の有望品種「スーパーウェルカム」

・アスパラガスの品種「スーパーウェルカム」は、多雪地域における1季どり栽培においてA品のL規格以上の収量が高い。

高冷地農業技術センター
平20・活用 多雪地域のアスパラガス栽培における立茎本数

・多雪地域のアスパラガス栽培において、立茎本数をうね1m当たり15本にすることにより、安定した生育量が確保され収量も安定する。

高冷地農業技術センター
平20・活用 多雪地域におけるアスパラガス1季どり栽培の収穫打ち切り時期

・多雪地域におけるアスパラガス1季どり栽培の収穫打ち切り時期は、7月20日まで延長してはいけない。収穫開始時期に関わらず7月10日を目安にすることにより、安定した収量と株養成が確保できる。

高冷地農業技術センター
平17・活用 アスパラガスの立茎長期どり栽培における有望品種「スーパーウェルカム」

・アスパラガスの品種「スーパーウェルカム」は、立茎長期どり栽培において収量が多くL級以上の比率が高い。

高冷地農業技術センター
平15・活用 アスパラガスの有機栽培に活用できる堆肥の投入と茎枯病対策

・アスパラガスの有機栽培では、化学肥料の代替として堆肥を投入することにより、慣行栽培並の収量を得ることができる。また、茎枯病対策として罹病茎除去が有効である。

高冷地農業技術センター
平21・情報 アスパラガス1年生株と2年生株への土寄せが収量・品質に及ぼす影響 高冷地農業技術センター
平21・情報 アスパラガスの貯蔵法の違いが品質へ及ぼす影響 高冷地農業技術センター
食品研究センター
平13・情報 アスパラガスの茎枯病軽減のための雨よけ栽培 高冷地農業技術センター
カリフラワー
(5) 
カリフラワー
平26・成果  花蕾の重い極早生カリフラワーの有望品種「ホワイトパラソル」の特性

・カリフラワー「ホワイトパラソル」は、7月4半旬から8月3半旬までの定植で、花蕾形状が豊円形で花蕾重は重く、おおむね70%以上のA品率が確保される。 

中山間地農業技術センター 
平21・活用 積雪地帯における春まきカリフラワーの安定生産技術

・作付前年の10月に肥料を施し、ほ場を準備する。3月中旬に「バロック」または「知月」をは種し、4月中旬に4~5葉の苗を定植する。定植直後から5月10日頃までトンネル被覆することで、6月上~中旬に高品質なカリフラワーが出荷できる。

中山間地農業技術センター
平17・活用 10月中~下旬収穫で高品質なカリフラワー品種「MSD-722」

・カリフラワー品種「MSD-722」を8月2~3半旬に定植することにより、10月中~下旬に高品質な花らいが収穫できる。

中山間地農業技術センター
平15・活用 カリフラワーの品種組み合わせによる9月下旬から10月下旬安定生産作型

・カリフラワー「里月」(「NA-11」)、「NA-43」、「はくすい」を組み合わせることにより、9月下旬から10月下旬まで高品質安定生産が可能である。

中山間地農業技術センター
平21・情報 カリフラワーの化学肥料施用量の削減 中山間地農業技術センター
えだまめ
(4)
えだまめ
平30・成果 準高冷地におけるえだまめ早生茶豆品種「新潟系14号」の直播栽培技術

・えだまめ早生茶豆品種「新潟系 14 号」を準高冷地において直播栽培すると、5月初旬の播種で7月末に収穫できる。また、収量を高めるために、密植化が有効である。

高冷地農業技術センター
平27・成果   準高冷地においてえだまめ茶豆品種を7月中旬から出荷する栽培方法

・準高冷地において、県オリジナルのえだまめ品種「新潟系14号」を用い、秋施肥マルチ、不織布べたがけ被覆、密植栽培を組み合わせると7月中旬から茶豆の安定出荷ができる。

高冷地農業技術センター 
平14・活用 中山間地に適応する良食味エダマメの継続出荷体系

・中山間地で良食味エダマメ品種を5月20日~6月30日まで直播で段播きすることにより、8月下旬~9月下旬まで継続出荷できる。このための品種の組み合わせは、既存の黒埼茶豆と新規選定しただだ茶豆系統である。

高冷地農業技術センター
平13・活用 準高冷地におけるエダマメ7月下旬どり栽培法

・消雪の遅い準高冷地のエダマメ栽培において、早生・中早生品種を用いて育苗を行い、保温資材を利用する事により、価格の高い7月下旬出荷が可能となり、600~800kg/10a程度の収量が期待できる。

高冷地農業技術センター
にんじん
(5)
にんじん
平27・成果 雪中貯蔵に適したにんじん品種

・にんじんの品種により、12月下旬から2月下旬までの雪中貯蔵における貯蔵性が異なり、「らいむ」、「愛紅」、「T-466」、「新陽」の4品種は外観の劣化や内部のス入りが少なく、貯蔵性が優れる。

高冷地農業技術センター 
平15・普及 黒ボク土壌におけるニンジン栽培の生育阻害要因の解明と耕盤破砕の効果

・黒ボク土壌におけるニンジン栽培の主な生育阻害の要因は土壌の物理性、特に圃場透水性が劣ること、養分肥沃度が低いことである。振動型サブソイラを用いて耕盤破砕をすることで透水性が向上し、収量の増加と品質の向上が図られる。

基盤研究部高冷地農業技術センター
平16・活用 にんじんの8月収穫作型の最適株間

・にんじんの8月出荷を目指した5月上旬は種の早期収穫作型では株間8cmでL・M級が高収量となる。

高冷地農業技術センター
平15・活用 標高差と作型の違いによる被覆尿素の溶出特性とニンジン栽培への適用

・被覆肥料の溶出パターンは地温により異なるため、標高および作型に合わせて適切な種類を選定する必要がある。6月は種作型では、標高500m程度であれば70日および100日、1000m程度では40日および70日タイプが適する。

高冷地農業技術センター
基盤研究部
平12・活用 高冷地における雪下栽培ニンジンの越冬中の成分変化特性

・本県の多積雪地では雪下栽培ニンジン生産の普及が図られてきた。この雪下ニンジンは長期間の積雪下でも、糖質やビタミンの含有量は保持され、甘みや旨味を呈するアミノ酸含量が増加する。また、特有のニンジン臭さが減少し、香りはマイルドになる。

高冷地農業技術センター
いちご
(3)
いちご
平20・活用 いちご「越後姫」の高冷地無仮植苗の特性

・高冷地で育苗された「越後姫」の無仮植苗は、平場の促成作型に導入可能でポット育苗苗と同等の収量を得ることができる。

園芸研
高冷地農業技術センター
平19・活用 高標高条件を活かした夏秋どりいちごの栽培方法

・標高450m以上の高冷地において、四季成り性いちごを9月中旬から下旬までの間に定植する。消雪後に雨よけハウスを設置し、5月中旬まで花房を除去すると、6月から10月まで収穫ができる。

高冷地農業技術センター
平17・情報 融雪水を利用した夏秋イチゴの生産安定 高冷地農業技術センター
その他
(7)
その他
令元・成果  かぐらなんばんの生産安定と収益性を高める水稲育苗ハウスを用いたコンテナ養液栽培
・かぐらなんばんを水稲育苗ハウス内でコンテナ養液栽培を行うことにより、青枯病の発生が回避され、施肥や整枝等の栽培管理も容易になる。
中山間地農業技術センター
平26・成果  簡易な雪利用である雪中貯蔵でキャベツは2月中旬まで品質を保持できる

・雪中貯蔵は、雪で覆うだけで0℃を保持できる。10月末に収穫したキャベツを雪中貯蔵すると外観の再調製は必要となるものの、2月中旬まで一定の品質を保てる。

高冷地農業技術センター 
平26・成果  地域伝統野菜とうがらしの”かぐらなんばん”の安定栽培技術

・「かぐらなんばん」の露地栽培は、株間は40cmにし、2節果まで摘花することによって収量は増加する。青枯病発生ほ場では、抵抗性台木の利用が有効である。  

中山間地農業技術センター 
平11・普及 モロヘイヤの花芽分化からみた早期作型の限界

・モロヘイヤの花芽分化からみたは種期の限界は、収穫物の着花率が1割程度となる4月中旬である。この作型は収穫開始が6月中旬となり、7月下旬までの収量が慣行作型と比べ、5割増加する。

中山間地農業技術センター
平24・活用  堆肥のリン酸、カリ成分を考慮したニンジン、スイートコーン栽培の化学肥料削減技術
・堆肥中のリン酸、カリ成分で化学肥料成分を代替えすることにより、ニンジン、スイートコーン栽培の化学肥料を削減できる。 
高冷地農業技術センター 
平15・活用 ニラの品種組み合わせによる長期継続出荷技術

・抽たい時期の異なるニラの品種組み合わせにより、5月上旬~10月中旬まで長期継続出荷が可能になる。

中山間地農業技術センター
平16・情報 高冷地におけるレタスの作型別品種 高冷地農業技術センター
果樹
(3)
果樹
平19・活用 中山間地域に適したブルーベリーの有望品種と栽培組み合わせ利用

・中山間地域におけるブルーベリーの有望品種を、樹勢、雪害回復性、収量性、食味を基準として選定した。また、目的に応じて品種組み合わせ利用ができる。

園芸研
平19・活用 中山間地域に適したブルーベリーの簡易雪害防止法

・中山間地域におけるブルーベリーの簡便な雪害防止方法として、慣行の冬囲いに加えて肥料袋を活用し、樹の上部にくくりつける方法は、雪を滑り落とし、枝折れを軽減できる。

園芸研
平17・情報 中山間地域におけるブルーベリーの収穫期および果実品質特性 中山間地農業技術センター
花き
(11)
花き
平12・普及 選定オミナエシ系統を用いた出荷期間の拡大と収穫労力の軽減

・開花期の早晩生に基づいて選定したオミナエシの系統を、体系的に組合わせることで、オミナエシ切り花の出荷期間の拡大と、収穫労力の軽減が可能となる。

高冷地農業技術センター
平11・普及 ユリ高品質切り花のための養成球根掘り取り時期

・準高冷地におけるオリエンタル系ユリ「カサブランカ」の輸入小球1作仕上げ栽培では、球根を11月上旬に収穫することで、球根の肥大が優れ、抑制切り花栽培時のボリュームが向上する。

高冷地農業技術センター
平22・活用 中山間地における有望宿根草切花の選定

・中山間地域における宿根草について、栽培特性、切花品質、耐暑性、越冬性等の特性を把握し、露地栽培で切花出荷が可能な4品目を選定した。

中山間地農業技術センター
平18・活用 中山間地域における宿根草の生育特性把握と切り花用品目の選定

・中山間地域における宿根草の越冬性、切り花ボリューム、花もち等の特性を把握し、切り花向き宿根草5品目を選定した。

高冷地農業技術センター
中山間地農業技術センター
平17・活用 中山間地域における小輪系アスターの作型

・品種およびは種時期を組み合わせることにより、7月下旬~9月下旬まで出荷可能となる。また、雨除け栽培により切り花品質が向上する。

中山間地農業技術センター
平16・活用 雪ムロ貯蔵根株利用によるリアトリス抑制栽培の品質向上

・リアトリスの抑制栽培で、根株を雪ムロで貯蔵することにより、冷凍貯蔵に比べて切り花品質が向上し、出荷可能本数が増加する。また、高標高地に作付けすることによって、さらに品質の向上が期待できる。

高冷地農業技術センター
平15・活用 スズランの根株養成における生育不良防止技術

・スズランの根株養成における生育不良は、主にネグサレセンチュウによるものである。従来の温湯消毒および殺センチュウ剤を併用することでセンチュウ抑制効果がより持続する。また、緑肥のすき込みを行うことで、被害度の軽減が認められる。

高冷地農業技術センター
平15・活用 エレムルスの抑制栽培による出荷期間の拡大法

・エレムルスの株を凍結貯蔵し、定植時期を遅らせることにより、出荷期間の拡大が可能となる。

中山間地農業技術センター
平24・情報  リアトリス抑制栽培における9月上旬の開花特性と遮光・かん水の効果 高冷地農業技術センター 
平16・情報 オリエンタル系ユリ切り花の上位葉葉脈間黄化症の栽培条件による発生と軽減対策 高冷地農業技術センター
平16・情報 オリエンタル系ユリ「カサブランカ」養成栽培における球根形成と掘り取り後のノーズの発達 中山間地農業技術センター
山菜類
(12)
山菜類
平14・普及 オオバギボウシの種子による大量増殖と実生苗の株養成法

・オオバギボウシの種子を採種・乾燥貯蔵し、これをは種・育苗する実生苗の株養成法を確立し、これにより、数千倍への増殖と養成期間2~3年で養成目標300g以上の根株ができる。

中山間地農業技術センター
高冷地農業技術センター
平11・普及 ゼンマイにおける遮光及び堆肥多投の初期収量への効果

・ゼンマイの山採り小株の株養成には、遮光が生育に及ぼす効果は高く、遮光率30~50%では、無遮光と比べ、3年養成株の収穫本数は、およそ2倍に増加する。また、堆肥の投入量が10a当たり4t以上で、生育促進効果が認められる。

中山間地農業技術センター
平11・普及 タラノメ促成栽培におけるアカメ及びシロメの発生要因と防止法

・タラノメの促成栽培におけるアカメ、シロメと称される障害の対策は、「蔵王1号」の中でも発生の少ない系統を用いる。また、アカメ対策として促成床内の最低気温10℃以上を確保する。さらに、シロメは原木養成時のリン酸の追肥により軽減される。

中山間地農業技術センター
平23・活用 フキノトウ促成栽培向け中魚沼選抜「高冷地農業技術センター緑系」の特性

・中魚沼の山野からフキを収集し特性を調査した結果、フキノトウの促成栽培用の優良系統としてトウの着生がよく、長楕円形でしまり・揃いもよい「高冷地農業技術センター緑系」が有望である。

高冷地農業技術センター
平20・活用 積雪地におけるフキノトウの早春(1月)出荷技術

・フキノトウの根株養成畑は春(5月)に、耕耘後太い地下茎(直径6mm以上)を長さ15cmに切って1平方メートル当たり約50gを均一にばらまいて覆土することで、秋までに養成が可能である。秋(11月)に養成畑から根株を掘り上げて納屋等で貯蔵すると、早春(1月)にフキノトウを収穫して出荷できる。

中山間地農業技術センター
平19・活用 柔らかい葉柄と主茎を食べる新形態ウワバミソウ(仮称:うおぬまミズナ)の栽培方法

・柔らかい葉柄と主茎を食べる新形態ウワバミソウの栽培方法は、遮光率80%から40%の資材で被覆し、草丈30cmから40cmで収穫することでできる。また、80%遮光栽培と40%遮光栽培を取り入れることで、長期収穫が可能になる。

中山間地農業技術センター
平18・活用 “おおばぎぼうし”の葉柄を乾燥した山かんぴょうの製造法

・生長した”おおばぎぼうし”の葉柄の硬さを確認した後、加熱処理し、天日で緑色を 消失させ乾燥することにより、良質な山かんぴょうを製造できる。

食品研究センター
平17・活用 おおばぎぼうし(うるい)の露地栽培における収穫方法

・おおばぎぼうしの露地栽培における収穫は消雪後20日頃から始まり、収穫期間は10日程度である。収穫方法は、基部径が1cm以上の商品価値のある芽を全刈りする。

中山間地農業技術センター
園芸研究センター
平15・活用 排水不良転作田の活用に効果的なこごみの栽培と省力的雑草管理技術

・こごみ(くさそてつ)は、排水不良の転作田で十分に生育する。根株の植付け後1年目は雑草管理に労力を要するが、植付け時に黒マルチで被覆することで雑草管理を省力化できる。マルチによってランナー(ほふく枝)の増殖が抑えられ、初期の増殖率は落ちるが、2年目以降に増殖の遅れを回復するので有効な管理方法である。

高冷地農業技術センター
平13・活用 ヤマウドの半緑化促成栽培向け優良系統「新潟9」、「小千谷8」の選定

・ヤマウドの半緑化促成栽培向け優良系統は、1株当たりの収量が高く、太く外観がよい「新潟9」、「小千谷8」である。

中山間地農業技術センター
平22・情報 山ウドの塩蔵処理中におけるクロロゲン酸の挙動 食品研究センター
平14・情報 山菜類の適湿性と排水対策 中山間地農業技術センター
加工用作物
(8)
加工用作物
令元・成果   中山間地域におけるこんにゃくの2年生種イモによる球茎生産技術
・中山間地域のこんにゃく栽培において、生子から1 年養成した種イモを、翌年定植して栽培すると球茎重が5倍以上に肥大する。生子から2年で出荷可能なこんにゃくが生産できる。
高冷地農業技術センター 
平26・成果   県内山間地における加工用途向け秋収穫・短根ごぼう作型

・新潟県の山間地においてごぼうを根長40cmで秋に収穫する作型では、品種は「ダイエット」が優れる。5月下旬から7月上旬には種すると、栽培期間130日以上では収量は1.8t/10a確保できる。

高冷地農業技術センター 
平20・活用 秋施肥マルチを活用したオヤマボクチの秋期直播方法による省力化

・秋施肥マルチで秋期(11月中旬)に直播する方法により、翌年の5月下旬に定植(4月上旬播種)する苗と同等な生育を確保することがき、育苗や定植作業を省力化することが可能である。

中山間地農業技術センター
平16・活用 おやまぼくちの栽培技術と蕎麦製造に向けた効率的調製法

・おやまぼくちは黒マルチ栽培と花蕾摘除を行うことにより、高収量が得られる。6月上旬と7月上旬に収穫した生葉を平型乾燥機等で乾燥し、圧延ローラーとカッターミル及び回転篩を使用することで効率的に繊維を分離できる。

中山間地農業技術センター
食品研究センター
平15・活用 管理に手間がかからない良質な平面繭生産法
・造花等の作製に用いる平面繭の需要増加に対し、従来の方法では管理の手間や排泄による汚染等により対応できない。熟蚕の背地行動で自重回転する吐糸座に、給桑カゴで排泄を終了させた熟蚕を載せる方法によれば、省力的で良質な平面繭生産が可能となる。
中山間地農業技術センター
平14・活用 オヤマボクチの種子による大量増殖法

・オヤマボクチの種子は10月末から11月に採種し、湿潤状態5℃種子保存することにより高い発芽率を確保でき、これを連結ポット等で育苗することにより40日程度で大量育苗できる。

中山間地農業技術センター
平14・活用 コウゾの優良系統「富山ナスコウゾ」の選定

・コウゾの中山間地向け優良系統は生育旺盛で収量が高い「富山ナスコウゾ」である。

中山間地農業技術センター
平12・活用 シャクヤクの新潟県中山間地域における薬用品種の選定

・一般に流通しているシャクヤクのなかで、薬用として新潟県中山間地域に適応する品種は、「滝の粧(ヨソオイ)」、「薬用2号」、「春の粧」、「マダムグラントタン」である。

中山間地農業技術センター
法面保護植物 法面保護植物
ヒメイワダレソウ
(6)
ヒメイワダレソウ
平27・成果  ノシバ被覆完了までの除草を軽減するヒメイワダレソウとの混植法

・畦畔や法面の被覆のため、ノシバとヒメイワダレソウ を混植すると、ヒメイワダレソウが雑草の生育を抑制し、ノシバが被覆するまでの除草管理が軽減される。植生は年々転換し、長期維持が可能なノシバの植被率が高くなる。 

中山間地農業技術センター 
平13・普及 新規整備水田における「ヒメイワダレソウ」を用いた法面保護

・ヒメイワダレソウ (Phila nodiflora )は、わい性で被覆進展が早く、強健である。また、カメムシ類の寄生性は低く斑点米発生の懸念も小さい。茎挿し育苗したポット苗を植えれば2ヶ月半で水田法面を被覆できる。

中山間地農業技術センター
平18・活用 水稲育苗用装備を利用した"ひめいわだれそう"マット苗の大量育苗法

・グランドカバー植物である"ひめいわだれそう"は、採取した茎を稲わら用カッターを用いて切断し、培土と混和して水稲育苗用播種機を用いて箱詰めすることにより簡便に茎まきができ、大量のマット苗を生産できる。

基盤研究部中山間地農業技術センター
平18・活用 黒ポリマルチを利用した”ひめいわだれそう”導入1年目の雑草対策

・中山間地域において、既存雑草が多い水田畦畔・法面を”ひめいわだれそう”で1年目から100%被覆させるためには、黒ポリマルチで被覆し定植することが有効である。

中山間地農業技術センター
平13・情報 基盤整備後の水田法面における「ヒメイワダレソウ」を用いた法面管理の省力化 高冷地農業技術センター
中山間地農業技術センター
平11・情報 水田法面用保護植物として有望なイワダレソウ 中山間地農業技術センター
高冷地農業技術センター
耕地保全
(2)
耕地保全
平22・普及 開発畑の経営安定と農地管理ができるダッタンソバ(高ルチン含有ソバ)

・ダッタンソバを、標高450~1000mで、7月下旬~8月中旬に、種子量2.5kg/10aをは種すると安定した収量が得られる。開発畑地域の稲作農家がダッタンソバを導入すると、所得向上による経営安定と農地の有効活用を進めることができる。

高冷地農業技術センター
基盤研究部
食品研究センター
平19・活用 高標高畑におけるヘアリーベッチによる緩傾斜休閑農地の耕地保全

・緩傾斜農地において休閑期間にヘアリーベッチを作付けると、土壌流出の抑制と地力増強が図られ、休閑後の木本類・雑草発生も抑えることができる。

高冷地農業技術センター
基盤研究部
その他
(4)
その他
令2・成果

中山間地で切り花生産と生薬生産が兼用できるシャクヤク品種の特徴

・中山間地において、シャクヤクの切り花生産と地下部の生薬生産を兼用できる品種を選定し、特性を明らかにした。

中山間地農業技術センター
平25・活用  中山間地域におけるナルコユリ切り葉の9~4月出し作型
・ナルコユリ切り葉栽培は、株冷抑制と促成作型を組み合わせることで、9~4月の出荷が可能となる。株冷抑制栽培は秋に根株を掘り上げ-1.5℃で冷凍し、翌年に解凍・定植する。促成栽培は11月以降に掘り上げ5℃で6~8週間冷蔵後に定植する。
高冷地農業技術センター
平22・活用 「にいがた地鶏」は中山間地の農業経営安定のために有望な品目である

・「にいがた地鶏」は、軽労働で飼養管理でき水稲との労働競合がなく、複合品目として1,000羽を導入すると所得が719千円向上する。中山間地の遊休施設を活用して飼養することができ、生産した地鶏肉を特産品として地域活性化に活かせる。

基盤研究部
平13・活用 消雪抑制資材を用いた雪の野外簡易貯蔵法

・雪の野外簡易貯蔵のために雪面を覆う消雪抑制資材は発泡スチロール粒が優れており、また雪面接着資材としてはHS3641を利用すると良い。

高冷地農業技術センター

◇ 研究成果の表示区分

 区分 該当する研究成果の内容

成果 研究成果情報

(平成26年度以降)

・本県農林水産業経営や食品産業の生産現場において、直接的な導入効果 が期待される技術または普及指導や企業の生産活動において活用できる情報

普及 普及技術(普及に移す技術)

(平成25年度まで)

・生産現場において、即戦力的に直接利用されうる実用技術。
・現在の行政施策や事業推進に「直接役立つ企画・立案の手法」など。

活用 活用技術(指導参考になる技術)

(平成25年度まで)

・生産現場の指導参考資料として利用されうる有望な素材技術。
・今後の行政施策や事業推進に「参考となる有望な知見」等。

参考 参考情報

(平成26年度以降)

・研究を進める上での基礎的知見等。

情報 研究情報(研究推進に利用される情報)

(平成25年度まで)

・産学官の研究や消費者の暮らしに広く利用されうる科学的な新知見や手法。
・研究を進める上での基礎的成果および普及指導において参考となる情報。

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